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第259回 ネマタの麻雀徒然草

第259回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

『麻雀勝ち確システム』のレビューを始めました。こちらでは本書のコラムを読んで思ったことを徒然なるままに書かせていただきます。

コラム14 点数やり取り必ず見ろ

牌を積み点棒をやりとりする麻雀は、ゲーム中に一人の打ち手がやることが何かと多いため、点数やり取りのミスが結構生じます。私はアガリ役が何点かを間違えることはあまりありませんが、今が何本場なのかを忘れて積み棒の申告を間違えたことは何度となくあります。点数計算がややこしいこともミスが起きやすい原因。符計算は現状どちらかと言えば残した方がよいと考えますが(符計算を用いないなら、他のルールも変更して別のゲームとして広めるのが望ましい)、積み棒に関しては用いないか、1本場1500点にして価値を高めるのが望ましいと考えます。

「自分が有利になるようにわざと虚偽の点数申告をする人」。点数計算が出来る人だけで卓を囲む場合は流石にいないと思いますが、点数計算が出来ない、役の申告すらおぼつかない初心者がいると分かるとやってくる人の話も残念ながら聞きます。

「まあじゃんほうろうき」で、筆者の西原さんが麻雀を覚えたての頃、友人から「トイトイ2000点ね」「バカだな西原、同じものばかり集めたって仕方無いぞ」と言われたアガリが、実は四暗刻単騎だったことを思い出したというエピソードが出てきます。いくらなんでもこれは大げさだろうと思っていたのですが、後日麻雀オフで参加者の方から、初心者の頃「リーチツモトイトイ三暗刻で跳満、おめでとう!」と言われてそのまま跳満分の点数しか支払われなかったという話を実際に聞かされました。

ある程度打ち慣れても、思考が散漫になっている時は申告ミスに気付きにくいもの、徹夜麻雀で眠気を堪えながら打っていて、「リーチ一発メンタンピン即、跳満」と申告されて本当にそのままふらふらと点棒を支払ってしまったというエピソードを見たこともあります。不正申告もここまでくると大したものかもしれません。「バンバン」まで付ければ倍満ですが、いくらなんでも流石にバレると思ったのでしょうか(笑)

誤申告に関する私のエピソードはこちら。正直この時、申告が三倍満ではなく倍満だったら、自分の勝ちを優先してそのまま続行してしまっていたかもしれません。

麻雀は賭け事の悪いイメージがあると言われがちですが、ある有名人が賭け事好きで、それだけでイメージを損なったという話はそれほど聞きません。また、全く縁のない話には、私達はさほど悪いイメージを抱かないものです。イメージの悪さの原因は賭け事そのものでも、雀荘の問題でもなく、麻雀がブームだった時代に、身内麻雀で不正を働く人が後を絶たなかった為ではなかったでしょうか。今後の麻雀界の発展を望むのであれば、なおのことフェアプレー精神に努めたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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