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熾烈な最終戦を制して下出和洋が初優勝 麻将連合所属者で初の日本オープン戴冠/第17回日本オープン

熾烈な最終戦を制して下出和洋が初優勝 麻将連合所属者で初の日本オープン戴冠/第17回日本オープン

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<第17回日本オープン>◇決勝◇24日◇東京・麻雀スタジオ

 日本プロ麻雀協会のタイトル「第16回日本オープン」の決勝(全5回戦)が24日、東京・麻雀スタジオで行われ、下出和洋(麻将連合)が初優勝した。

  決勝戦に進出したのは下出和洋(麻将連合)、佐藤圭さん(一般)、吉田基成(協会)、吉田基成(協会)の4名となった。

 1回戦は佐藤さんがトップ目でオーラスの親番を迎えたが、11200点差で逆転には満貫ツモ・跳満ロン条件の下出がリーチ・ツモ・平和・一盃口・ドラ・裏2の3000・6000で逆転トップとなった。

 2回戦も下出が南1局の親番でリードして連勝に近づいた、南2局1本場に下出がタンヤオ・平和・高め三色のリーチを打ち、連勝を決めにかかったが、1回戦で4着となった親の田内が平和ドラ2の追い掛けリーチ。ここは田内がツモり裏も1枚乗せ6000オールでトップ目に立ち、次局も吉田から12000をアガりトップを確保。下出も2着となりやや優位な立場となった。

 3回戦は接戦で進んだが南2局の3900でリードした佐藤さんが南3局でも8000をアガり大きなトップ目に。オーラスでも3000・6000で更に素点を積み上げた。

 4回戦は東4局でリーチ・ツモ・タンヤオ・ドラ・裏3をアガった佐藤さんがトップ目で南入したが、南2局に吉田が先制リーチ。佐藤さんが安牌に窮して3900の放銃となり、わずかながら吉田がトップ逆転。吉田は南3局でも5200をアガり、オーラスは佐藤と6000点差に。佐藤がドラをポンして聴牌を入れるも吉田がタンヤオのみのアガリでかわし切り初トップを取った。

 最終戦、オカアリの協会ルールでは1着と2着の間に40ポイント差がつくので、佐藤さん、下出、吉田はトップを取れば優勝、という最終半荘になった。

 最終半荘の東場は、田内が序盤リードするも、佐藤さんが東3局で七対子・ドラ2、東4局の親番でリーチ・平和・ツモ・ドラ1のアガりで持ち点を伸ばす。2本場は田内の一人聴牌で流局となり、下出が南1局3本場で親番を迎えた時点の持ち点は12000点。トップ目佐藤とは3万点近い差があったが、この親番で下出が粘りを重ね、6本場では遂にトップ目の佐藤さんから7700は9500の直撃でトップ目に近づいた。

南1局本場は大きく勝負を動かす1局となった。

佐藤さんの四暗刻聴牌

佐藤さんが渾身のツモれば四暗刻のリーチ。

四暗刻聴牌の佐藤さんから下出が12000の直撃

しかし粘ってドラ単騎のタンヤオ・七対子の聴牌を入れていた下出が12000は14100の大きな直撃。大きなトップ目となった。

そして南3局には11700点持ちの4着目で吉田が親番を迎えた。6巡目ですんなり高め一気通貫の平和をリーチ。終盤でツモり裏1で6000オール。

吉田の高めツモで6000オール。厳しい位置から一気に横並びとなる。

吉田は3本場まで連荘したが、3本場で佐藤さんの待ちのダブルリーチを受ける。

吉田は供託と本場の状況を冷静に考え、オリを選択。下出も安牌に窮してが危うく放銃となりそうな場面だったが耐えきり佐藤の一人聴牌で流局となった。

佐藤さんのダブル立直は流局。勝負はオーラスに。

オーラスは下出はアガれば優勝。吉田もロン2000点はどこからでも、直撃は1000点、ツモは300・500でOKという状況。

吉田は仕掛けてのシャンポン待ち聴牌。下出は七対子の待ち。親の佐藤さんもカン待ちで聴牌していたが、吉田がを掴み、下出のアガりとなり決着した。

優勝を決めた下出のアガり

 優勝した下出は麻将連合所属者としては初の優勝となった。「疲れました。最後までどうなるかわからない展開で。勝ち慣れてないので言葉にするのがとても難しいくらいです。」語った。

最終成績

【日本オープン概要】
2002年創設。毎年年始に本戦が行われるオールカマーのタイトル戦。
一般予選(各地方)とプロ予選の勝ち抜け者が本戦、準決勝、決勝と戦う。
決勝戦は半荘5回のトータルで競われる。

【歴代優勝者】※()内は当時の所属団体名
第1回 多井隆晴(日本プロ麻雀連盟)
第2回 阿部孝則(日本プロ麻雀連盟)
第3回 藤崎智(日本プロ麻雀連盟)
第4回 中村光一(一般)
第5回 藤崎智(日本プロ麻雀連盟)
第6回 藤崎智(日本プロ麻雀連盟)
第7回 山下健治(RMU)
第8回 村上淳(最高位戦)
第9回 多井隆晴(RMU)
第10回 武中真(最高位戦)
第11回 北島路久(RMU)
第12回 坂巻稔永(一般)
第13回 矢島亨(日本プロ麻雀協会)
第14回 山口大和(日本プロ麻雀連盟)
第15回 渋川難波(日本プロ麻雀協会)
第16回 魚谷侑未(日本プロ麻雀連盟)
第17回 下出和洋(麻将連合)

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この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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