日本プロ麻雀連盟所属の29歳以下の男性プロの対局「第5期 若獅子戦 決勝」が3月30日に行われ、35期後期入会の貝原香が優勝した。
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決勝メンバー
田中祐(@tanaka__mj)
高橋大輔(@daisuke_418)
山本祐輔
貝原香(@Kaoru06201997)
WRCルール(オカ無し、ウマ5-15)の4回戦で開催された。
1回戦から貝原が大きくリードする展開に。3回戦終了時点で2位の高橋と82.5ポイント差。トップラスでも52500点差が必要な条件となり、貝原のウイニングロードかと思われた。
最終戦東3局2本場
— 日本プロ麻雀連盟 (@JPML0306) March 30, 2023
貝原、第1ツモを取る前に、打牌してしまう。
チョンボでペナルティ▲30ポイント。(トータルスコアから)
勝又「起きてしまったことは仕方がないので、
10ポイントリードで最終戦を迎えた、と思って切り替えて、と伝えてあげたい。」 pic.twitter.com/rfcVGPN7vg
最終戦、高橋が意地の加点を見せる中、東3局2本場に少牌のアクシデント発生。貝原には30ポイントのペナルティが課せられた。高橋が60000点を越えている状況であるだけに一気に気が抜けない状況まで詰め寄られることとなった。
しかしそこから山本が高橋からの18000を決めて再び状況は一変。高橋の追い上げムードはここで途切れ、南1局2本場には貝原が勝負を決める七対子のアガリでリードを広げて勝負を決めた。
優勝した貝原はC1リーグへの特別昇級と賞金50万円を手にした。「まずは少牌に関しては注意不足でした、申し訳ありませんでした。1,2戦目は非常にいい感じで戦えていたのですが、3戦目あたりからは見えない敵と戦い始めている心理状況になり、その精神的焦りが最終戦の少牌に繋がってしまったかもしれません。南1局2本場のリーチは、自分が点差を縮めさせてしまったこともあったので、ここで一回リスクを負って勝負すべきだと判断して勝負しました。第5期若獅子として、C1リーグ、今後のタイトル戦でも結果が残せるよう精進します。」と語った。
若獅子戦概要
次世代スターの発掘を目的に、2021年に設立された世代限定のタイトル戦。男性プロは若獅子戦、女性プロは桜蕾戦の名称で分けて行われる。出場資格は予選初日に29歳以下であること。若獅子戦、桜蕾戦それぞれ年二回開催、ルールは前期がWRCルール、後期が連盟公式ルール。
歴代優勝者
第1期 2021前 阿久津翔太
第2期 2021後 松本俊
第3期 2022前 早川健太
第4期 2022後 笠原拓樹