こんばんは、まろちょふです。
今日は2/19(日)に麻雀スリアロchで配信された第15期雀竜位決定戦・3日目での14回戦南一局の山崎逸郎プロと江崎文郎プロの選択を紹介します。
14回戦を迎え、江崎プロと山崎プロの熾烈な争いに。
南一局19200点持ちのラス目の江崎プロの親番。22000点持ちの3着目の山崎プロはここをあがりきれればかなり優勝が近づく場面です。
ドラは
江崎の配牌。チャンタも見つつ手なりに進めます。
山崎の配牌。ツモ次第では平和、一気通貫が見える手です。
先に聴牌を入れたのは山崎プロ。ここで選択となります。を切っての待ちかを切っての待ちの平和に取るか。
山崎プロの四面待ちは見た目枚数では立直時点で9枚。58mは見た目で5枚。難しい選択でしたがここの一手が大きく明暗を分けることとなりました。
山崎プロは枚数を優先してを切っての待ちで立直を打ちました。
その次順。江崎プロも聴牌となります。
道中でドラのを重ね聴牌。カンかとのシャンポンかの選択となりました。
山崎の立直の山崎の6順目は手出しで8巡目はツモ切りであるため待ちはかなりの本線。
事実入り目は。
は下の三色はなさそうな河で先切りの筋引っかけはレアケースと考えると安全度は高そうです。
しかし、江崎プロはを切ってカンの立直に踏み切りました。
江崎プロの立直一発目のツモは。山崎プロとしては捉え逃した形となりました。
数順後、山崎プロがを掴み裏ドラが。江崎プロへの12000の放銃となってしまいました。
解説の木原プロと多井プロは、ここの選択についてこのように話されていました。
木原「山崎の先制リーチは変則四面と平和の1翻、TOPを狙いたい状況だから1翻は大事にしたい。不思議な選択ではないが平和の平和の1翻消すほど良い待ちとも思えない。江崎の手のはがモロに危ない場で勇気がいるが、とのシャンポンよりはカンの方があがり目があると見る。勝ちに行く選択である。」
多井「ドラに期待は出来ないので追いかけるとしたらカン。しかし若い打ち手で優勝がかかった状況でここまで攻めきれるのはすごいね。もしこのまま優勝したら、これが一番のグッドプレイかも。山崎の手は三面ならまだしも四面なら自然にそっちに取ってしまいそう。もしかしたらを選べたかも知れないけど、ここまでド裏目になるとは厳しいね。」
わずか一手で天国と地獄が別れてしまう結果となりましたが四面待ちが先にあがれることも当然あります。枚数、場況を見るのはもちろんのこと、タイトル戦の決勝のこの場面で後悔しない選択を捻り出せるかが一番肝心なのだと感じる一局でした!
おまけ
二見プロと久間プロのこの場面に関する議論があったので引用させて頂きます。
が現物待ちというのも選択理由にできそうですね。なるほど・・・
@daisukefutami 江崎さんの親流したいのと見えてない枚数9対5(6?)とかじゃなかったです?3pは良くないですけど3mは悪く無いですし。
— 久間(きゅーま) (@kyuma_npm) 2017年2月20日
@daisukefutami 36m58mはどっちも良さそうで3p分の枚数で四面かなと思いました、
トータルトップの現物ってのはなるほどです。— 久間(きゅーま) (@kyuma_npm) 2017年2月20日