サイバーエージェントの藤田晋社長が、7月17日、都内ホテルで記者会見し、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」発足を発表した。Mリーグは2018年10月に開幕。翌年3月まで80試合を行う。優勝賞金は5000万円。初年度は7チームが加盟し、最高顧問に川淵三郎氏が就任する。8月7日にドラフト会議が行われ、選手は主要5団体(RMU・最高位戦日本プロ麻雀協会・日本プロ麻雀協会・日本プロ麻雀連盟・麻将連合)から各チーム3名指名される。
会見途中で麻雀好きのサポーター代表として俳優の田中圭さん、本郷奏多さんが登壇。会見の模様はAbemaTVで生中継された。
- プロ麻雀リーグ「Mリーグ」が2018年10月に開幕
- 最高顧問に川淵三郎氏が就任
- コナミアミューズメント、サイバーエージェント、セガサミーホールディングス、テレビ朝日、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、U-NEXTの7社が加盟
- 8月7日にドラフト会議、選手は主要5団体(RMU・最高位戦・協会・連盟・連合)から各チーム3名指名される
- シーズン:2018年10月1日開幕(毎年10月から翌年3月まで)初年度80試合
- 初年度の優勝賞金は5000万円
- ルールは東南戦一発裏ドラ赤牌あり・自動配牌卓を使用
- 麻雀のオリンピック正式種目化を目指す
麻雀のプロスポーツ化、オリンピック正式種目を目指す
会見の冒頭で藤田社長は、麻雀から仕事や人生などに役立つ多くの学びを得ており、自分を育ててくれた麻雀に恩返しがしたいという想いから、共鳴した企業やプロ雀士と協力し、健全な麻雀環境を確立させていく、とMリーグ発足の意義を語った。
Mリーグの目的として、麻雀のオリンピックでの正式種目化を目指しており、頭脳スポーツとしてのイメージの確立、健全で安全な麻雀環境の整備を通じて、麻雀の楽しみ方や価値拡大を牽引していく。
また、既存のプロスポーツのように、ジュニアからの選手育成についても視野にいれており、Mリーグ登竜門としての下部・地域リーグ等の開発など、健全で安全な麻雀環境の整備をしていく。そのため「Mリーグゼロギャンブル宣言」として、Mリーグと選手は賭博行為とは一切かかわらず、賭博行為への関係が判明した場合は、解雇など厳重な処分を課すという。
最高顧問に川淵三郎氏が就任
Mリーグのチェアマンとして、藤田氏が就任。最高顧問には、Jリーグ・Bリーグの初代チェアマンで、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会評議員会議長である川淵三郎氏が就任する。
学生時代から麻雀が大好きで、サラリーマン時代もよく打っていたという川淵氏は、Jリーグの前身JSL(日本サッカーリーグ)の総務主事になる際に、麻雀を辞めたが、ここ3,4年で地元の集会場で麻雀を打っているという。スポーツとしての麻雀の楽しさを感じている川淵氏は「麻雀をスポーツ種目として、プロリーグを全国規模でやりたいのでアドバイスして欲しい」という藤田氏の要請に即答した。
初年度は7チームが参加 各チーム指定のユニフォームを着用する
初年度は、コナミアミューズメント、サイバーエージェント、セガサミーホールディングス、テレビ朝日、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、U-NEXTの7社が参加し、各チーム80戦を行う。上位4チームがクライマックスシリーズへ進出する。優勝チームには賞金5000万円が支払われる。10月1日に開幕し、2019年2月に初代チャンピオンが決定する。
一般に広く普及する、東南戦で一発裏ありアリアリルールに加え赤牌を採用。時間短縮のため、自動配牌を使用する。
また、各チームの選手はユニフォーム着用する。これまでのスーツではなくイメージを一新する。