麻雀プロリーグ朝日新聞Mリーグ2021-22ファイナルシリーズ、最終日が4月26日(火)に開催された。
第1試合結果
第2試合出場選手
東:滝沢和典
南:多井隆晴
西:近藤誠一
北:堀真吾
第2試合
東1局、親の滝沢がドラの単騎の七対子をツモり好スタートを決める。
東1局1本場では再び滝沢の先制リーチ。
他者が受けに回る中、滝沢がツモアガリを決めリードを広げる。
東1局2本場も滝沢が止まらない。
を仕掛けてテンパイを入れ、ほどなくしてツモアガリ。
順位アップの可能性は低くとも最後まで戦い抜く。
東1局3本場、これ以上滝沢を走らせる訳にはいかない多井が決死のリーチで滝沢の連荘を止める。
流局を挟んで東2局1本場、親の多井がアガリを決め連荘。
東2局2本場でも親の多井が先制リーチ。
さらに堀が高め三色の追いかけリーチ。
安めながら堀がツモアガリを決める。
東3局では多井が先制リーチをアガリきる。
流局を挟んで東4局1本場、終盤で近藤が高打点のフリテンリーチを敢行。
見事にツモアガリを決め2着目に浮上。
このアガリでフェニックスが暫定優勝ポジションに浮上し、勝負は南場へ。
南1局は多井が先制リーチ。
滝沢にとって順位アップの可能性を残すため落とせない親番だったがテンパイを入れることができず無念の流局。
南2局1本場では堀が先制リーチ。
しかし、多井が追いかけリーチをツモアガリで親番を維持する。
南2局2本場、堀が絶好のカンを引き入れ先制リーチ。
仕掛けてテンパイを入れていた多井は対々和に変化しツモればトップ目に浮上するテンパイとなった。
この局は堀が3000・6000のアガリをものにして、優勝ポジションに復帰。
南3局では後のない多井が高めツモ倍満のリーチに出る。
しかし、アガリには結びつかず流局となった。
オーラス1本場。
各者の条件は
近藤はアガれば優勝(多井から2000点~3900点は不可)
多井は3倍満のアガリ、もしくは滝沢から跳満のアガリ
堀はラス親のためアガって続行となる
大事な大事な1局、アガリを決めたのは堀。
堀のアガリにより条件は以下に変わった。
近藤、跳満のツモアガリ、堀から満貫、滝沢から跳満、多井から倍満。
多井は近藤から役満、滝沢からダブル役満、3倍満をツモもしくは堀から。
堀はノーテン流局で優勝となる。
各者が条件を満たすため試行錯誤する中、アガリをものにしたのはまたも堀。
他者にさらなる条件を突きつける。
近藤は堀から跳満、多井から3倍満、倍満ツモもしくは滝沢から。
多井は近藤からダブル役満、滝沢からトリプル役満、役満ツモもしくは堀から。
倍満ツモを目指す近藤が七対子のリーチ。
しかし、アガリ牌は山に残っておらず流局。
この瞬間、KADOKAWAサクラナイツの優勝が決まった。
堀のもとへチームメンバーの内川、岡田、森井監督が駆け寄り、戦列を離れている沢崎へ優勝報告を行った。
第2試合結果
1位 滝沢(麻雀格闘倶楽部)+60.1
2位 堀(サクラナイツ)+12.2
2位 近藤(フェニックス)▲20.7
4位 多井(ABEMAS)▲51.6
4月26日トータル結果
麻雀格闘倶楽部(伊達1着・滝沢1着)+121.0
サクラナイツ(内川3着・堀2着)▲6.8
ABEMAS(白鳥2着・多井4着)▲49.6
フェニックス(近藤4着・近藤3着)▲64.6
苦しい戦いとなった麻雀格闘倶楽部だが、最終日連勝で意地を見せた。
フェニックス、ABEMASも最後の最後まで優勝条件があったが、KADOKAWAサクラナイツが優勝を勝ち取った。