麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2022-23」16日目が10月28日(金)に開催された。
第1試合結果記事
第2試合出場選手
東:多井隆晴
南:鈴木優
西:二階堂亜樹
北:黒沢咲
第2試合
東1局、亜樹が待ちの先制リーチ。
リーチ宣言牌として打ち出されたを親番の多井がポン。
から仕掛けていた多井にもテンパイが入る。
亜樹がをツモ、1300・2600のアガリで立ち上がりとなる。
東2局は亜樹がのポンから仕掛けテンパイ。
マンズのホンイツに向かっていた親番の優からが打たれ、3900のアガリ。
2局連続の加点でペースを作っていく。
東3局は3巡目に優がをポンしてテンパイ。
すぐに多井からが打たれ、1000のアガリ。
東4局は親番の黒沢、多井、優の3者が1巡目でイーシャンテンという珍しい構図。
先制リーチは優の七対子。
しかし直後に役なしのテンパイを入れていた多井がをツモ。
500・1000のアガリで南入へ。
南1局は親番の多井がを仕掛け2900のテンパイ。
ここに優がドラのを引き入れてリーチを宣言。
河にはとが切れており、辺待ちは狙い目とみたか。
多井がを掴んで放銃。裏が1枚乗り、優5200のアガリ。
南2局はトップ目の亜樹が待ちの先制リーチ。
をポンしていた親番の優にも赤2・ドラ1の12000テンパイが入る。
戦闘民族・優の強烈なプッシュが始まる。
試合を決定付けるめくり合いを制したのは優。
亜樹から最後のを討ち取り、12000の加点でトップ目に立った。
南2局1本場は多井が山に5枚残っている待ちでリーチをかけるが、亜樹との2人テンパイで流局。
南3局は多井が苦しい配牌をホンイツに仕上げ単騎待ちのテンパイ。
強気の選択を見せていた亜樹がリーチ宣言牌でを放つ。
多井が3900のアガリで2着に浮上し、オーラスへ。
オーラス、優が36000点持ち、多井が25200、親番の黒沢が21200、亜樹が17600という並び。
優がの後付けでチーから仕掛けると、すぐに鳴けてテンパイ。
あえて暗刻のドラを切ることで他家に安いと思わせ、辺待ちに。
そこに跳満ツモ条件の多井がリーチ。
リーチ・ピンフ・赤2・ドラ1の手で、ツモれば問答無用で逆転トップに立つ。
優と多井のめくり合いに突入するかと思われた直後、優があっさりとをツモ。
2000・4000のアガリを決めてトップをものにした。
Piratesに今シーズンから加入した優は前回の登板に続き個人連勝の2勝目。
戦闘民族・優の本領が発揮された1戦だった。
第2試合結果
1位 優(Pirates)+65.0
2位 多井(ABEMAS)+2.2
3位 黒沢(雷電)▲22.8
4位 亜樹(風林火山)▲44.4
10月28日トータル結果
風林火山(勝又1着・亜樹4着)+18.0
ABEMAS(日向2着・多井2着)+15.8
Pirates(瑞原4着・優1着)+10.8
雷電(黒沢3着・黒沢3着)▲44.6
今回はトップラスを分け合う形となり、大きく加点するチームは無かった。ABEMASは10月を7-6-3-0、平均順位1.75と驚異的な成績で終え、大きなスタートダッシュに成功した。Piratesは優が大きな個人連勝でポイントの意地に成功した。