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二階堂亜樹 | 女流プロの最前線で輝き続ける卓上の舞姫

二階堂亜樹 | 女流プロの最前線で輝き続ける卓上の舞姫

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最年少の女流プロ雀士として名を馳せ、現在はMリーグでその実力を発揮している二階堂亜樹。EX風林火山のメンバーとしてMリーグ2020に優勝し、彼女の経歴にまた1つ新たな勲章が加わった。その強さと美貌から、プロ雀士を目指す女性の憧れの存在でもある。幼い頃から麻雀に触れ、麻雀と共に歩んできた彼女の人生、そして培われた雀風とは──。本記事では二階堂亜樹の魅力に迫る。

目次

二階堂亜樹の基本情報・プロフィールデータ

名前 二階堂 亜樹(にかいどう あき) 
異名 卓上の舞姫
生年月日 1981年11月15日
出身地 神奈川県鎌倉市
血液型 O型
趣味・特技 ドライブ、漫画
本人公式SNS Twitter
YouTube
所属団体 日本プロ麻雀連盟
所属チーム EX風林火山
プロ入会年 1999年
主なタイトル 第3期プロクイーン
第3回モンド21王座
第2・3期女流桜花
第14回女流モンド杯優勝
Mリーグ2020優勝
他多数

プロデビューから20年以上が経ち、数々のタイトルを獲得しながら今もなお第一線で活躍を続ける二階堂亜樹。そんな彼女には安藤満と小島武夫という二人の恩師がいる。安藤には”流れ”という「技術の先にある存在」を、小島には「プロとしてのあるべき姿」を教わった。二人の師から学んだ教えを胸に、卓上の舞姫は更に上のステージへ舞い上がろうとしている。

経歴

1999年:日本プロ麻雀連盟15期生としてデビュー
2005年:第3期プロクイーン
2006年:第3回モンド21王座
2007年:第2期女流桜花
2008年:第3期女流桜花
2011年:自伝漫画『aki』が連載開始
2016年:第14回女流モンド杯優勝
2017年:映画『女流闘牌伝 aki アキ』が公開
2018年:EX風林火山からドラフト1位指名
2021年:YouTube「るみあきchanねる」開設
2021年:Mリーグ2020優勝

麻雀との出会い・きっかけ

二階堂亜樹が麻雀と出会ったのは3歳の時だ。親戚と麻雀を打っていた両親の姿を朧げながら覚えているという。その後両親は麻雀店を経営。亜樹は中学2年生の時にはルールを覚え、麻雀はとても身近な存在になった。そして中学卒業と同時に上京した亜樹。「どうせ働くなら好きなことがしたい」と安藤満に弟子入りし、麻雀店で働きながら腕を磨いた。そして当時18歳、1999年に日本プロ麻雀連盟15期生として女流雀士では最年少でプロ入りを果たしたのであった。

Mリーグの個人成績

開催年 順位 ポイント
2018年 12位 -49pt
2019年 28位 -286.4pt
2020年 17位 -37.5pt
2021年 16位 49.4pt

二階堂亜樹がこれまで獲得してきた輝かしい実績を鑑みると、Mリーグでは意外にも苦戦しているという印象だ。2018年は4着回避率で個人2位となり、守備派の亜樹らしい活躍を見せる。しかし、2019年は成績が思わしくなく、チーム成績も亜樹の成績にシンクロしたかのように最下位に沈んだ。だが、2020年にはEX風林火山が初優勝を果たし、亜樹個人としてもきっかけを掴んだ格好に。打点を伴うアガりを意識し出したことも影響してか、2021−22シーズンは初めてシーズン成績がプラスに転じた。2022-2023シーズンは、亜樹のさらなる飛躍が期待されている。

二階堂亜樹の打ち方や雀風

©ABEMA

亜樹は、アガることを念頭に置きながらも守備に重きを置いた雀風が特徴的だ。しかし、近年のMリーグでは高打点を狙うシーンも多く見られるようになった。実際に2020シーズンの平均打点は6880点で、リーグ平均を200点近く上回っている。EX風林火山の成績が振るわなかったことから、「勝ち」にこだわる意識を強く持って試合に臨んだという亜樹。団体戦であるMリーグと、通常の個人対局、それぞれの場面で打ち方を変えられるのは、高い麻雀センスと豊富な経験を兼ね備えた亜樹ならではの才能といえるだろう。

二階堂亜樹の対局時の様子

Mリーグ2021-22 2月7日 第2試合 2022年2月7日

亜樹が熾烈なアガり合戦を制し、見事な逆転劇を見せたのが試合。

東2局、亜樹が親番で2回のアガりを重ねて1歩リードするも、追いかける堀もすかさず満貫と3900をアガって逆襲する。

南1局、親の黒沢と堀がリーチをかけて、亜樹も[七]をポンしてテンパイ。すると、石橋が[9]待ちで国士無双をテンパイして追い付いた。誰がアガってもおかしくない1局を制したのは黒沢。ハイテイがついて2000オールのアガりとなった。

その後は亜樹と堀がアガり合う展開となり、堀がリードして迎えたオーラス。亜樹が1枚切れの[発]単騎で七対子テンパイ。これを自力でツモりあげ、裏が乗って3000・6000のアガりで激戦を制した。

Mリーグ2020 2月12日 第1試合 2021年2月12日

©ABEMA

2020シーズンで待望の初優勝を飾ったEX風林火山の軌跡、そして亜樹の麻雀スタイルを振り返るうえで外せないのがこの対局だ。東1局は亜樹がアガって上々のスタートを決めたかに見えたが、徐々に苦しい展開に。他の3人が次々とツモあがりを決め、点棒を削られていく。テンパイにこぎ着けても追いかけられてアガれず、わずか700点持ちで南入となった。

亜樹が徐々に巻き返すも、場も進んで南3局1本場。ドラなしのチートイツをテンパイした亜樹は、[北]の地獄待ちでリーチ。これをまさかの一発ツモ、さらに裏ドラも乗せ、一気に2着目まで浮上した。全員が2万点台で迎えたオーラス1本場、ダブ[南]を暗刻とした亜樹はトイトイにして逆転条件を満たすと、瑞原からのアガリを決め再逆転でトップを獲得、メークドラマが完結した。

麻雀最強戦2020  最強「M」トーナメント 2020年9月26日

©麻雀最強戦2020

麻雀最強戦ファイナルへの切符を争うのがMリーガーのみ、それも全員ドラフト1位という超ハイレベルな戦いとなったトーナメント。決勝に進んだ亜樹の前に立ちはだかったのが多井隆晴だった。

序盤からアガリを重ねた多井が、一時は60000点を超える独走状態を作る。トップのみに意味がある対局のため、トップを目指して積極的な反撃に出る亜樹は、まず東4局5本場に満貫をアガると、南場の親番で6000オール。多井との点差を一気に詰めて、南3局には軽いアガリでついに逆転、オーラスも自らアガって決着をつけた。

SNSでの評価・評判

SNSでの亜樹に対するコメントは「かわいい・綺麗」「強い」という声が大半で、長年親しまれている「卓上の舞姫」という愛称がぴったりだ。

亜樹の麻雀の実力を高く評価するものが多い。タイトル歴を見れば誰もが納得だ。

Mリーグでさまざまな表情が見られる亜樹。試合後に見せる満面の笑みで癒やされるファンは多い。

亜樹が実年齢よりとても若く見えると評判だ。プロ歴20年を超えた今でも「卓上の舞姫」という愛称がしっくり来る。

二階堂亜樹のニュース・こぼれ話

姉妹で歌手デビュー!?

YouTube「るみあきchanねる」で、二階堂姉妹がオリジナル曲をレコーディングする模様が公開された。アーティスト名は「RumiAki 」(るみあき)、曲のタイトルは「NICOICHI」(ニコイチ)だ。実はこの曲、歌が入っていない状態でるみあきchanねるのオープニングテーマとして長い間流れていたが、曲ができた当初から歌の部分は用意されていたそうだ。歌詞では、「麻雀の二階堂姉妹」として長年「ニコイチ」のように寄り添ってきた2人の道のりを表現している。

波乱万丈な半生を描いた自伝漫画

人気女子プロは数多けれど、漫画の主人公にまでなっているプロはそうそういないだろう。実は、亜樹の波乱万丈な半生を描いた漫画『aki』が出版されている。単行本は全2巻で、1巻は中学生時代を、2巻はプロを目指す東京での修行が描かれている。Mリーグをきっかけに亜樹のファンになった人は、手に取ってみてはいかがだろうか。

二階堂亜樹だからこその「26万2252分の1」

2021年の10月から12月にかけて、亜樹は確率が「26万2252分の1」という非常にレアな記録を作った。なんと、Mリーグで9試合連続2着となったのだ。計算上、その確率はなんと「26万2252分の1」となる。亜樹がじっと辛抱して2着を重ねた結果、9試合でチームに100ポイント以上持ち帰ることができたのだ。その結果を受けて「安定感すごい」「卓上の2位姫」などといった評判が広がった。安定した成績を挙げられることが二階堂亜樹の真骨頂だ。

 

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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