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「赤坂ドリブンズ公式Twitterの中の人、その正体とは?」 赤坂ドリブンズ広報インタビュー第1回(全3回)

「赤坂ドリブンズ公式Twitterの中の人、その正体とは?」 赤坂ドリブンズ広報インタビュー第1回(全3回)

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Mリーグ2018のレギュラーシーズンが終了した。

麻雀ウォッチでは、2018年内の試合が終了した12月末に、前半戦を首位で折り返した赤坂ドリブンズの監督・越山剛氏にインタビューを行った。

 

 

このインタビューを思い返したとき、ふと監督の横にいた人物を思い出した。

 

「赤坂ドリブンズ広報」

あの、気持ち悪いほどにリアルタイムで正確に選手の意図を伝えている、赤坂ドリブンズ公式Twitterの中の人だ。

これまで正体を公表してこなかったこの人物に取材を申し込むと、意外にも快諾。インタビュー実施の運びとなった。

はじめまして、ぼくが赤坂ドリブンズの中の人です

 

鈴木「赤坂ドリブンズを応援してくださっているみなさん、いつも暖かいご声援ありがとうございます。改めてはじめまして、赤坂ドリブンズ広報の鈴木聡一郎と申します。麻雀ウォッチさんとは全然はじめましてじゃないですけどね(笑)」

そう、麻雀ウォッチと鈴木さんの付き合いは長い。というより濃い。

鈴木さんはRTDリーグの観戦記者を3年間務めたのだが、RTDリーグのホームページとともに麻雀ウォッチにも同時掲載する形となっていた。つまり、鈴木さんから麻雀ウォッチには毎週少なくとも1回は何か原稿が送られてくるという状態が3年もの間続いていたのである。

観戦記が長いのはずっと課題だと思っていた

 

そんな鈴木さんがドリブンズの広報として送ってくれる記事の1つに、『1分でわかるドリブンズの思考』シリーズがある。

※Mリーグ開幕とともに始まった『1分でわかるドリブンズの思考』シリーズも現在第16回まで続いている。

鈴木「ドリブンズの広報として初めて書いて監督に見せた原稿がこの『1分でわかるドリブンズの思考』でした。10年以上観戦記を書いてきましたが、観戦記ってどうしても長くなってしまう。それ、ずっと課題だと思っていました。WEB上の記事はどうしても長いと読まれにくいと思うので。だから、RTDリーグのレポートもとにかく短くすることを意識していた。ドリブンズ広報に就任してから、観戦記よりもっと短いものがあってもいいなと思っているときに、監督から“ちょっとした記事”という依頼があって・・・」

 

行きついたのがこの『1分でわかるドリブンズの思考』のスタイルだったというわけだ。取り上げるのは1記事で平均1局。第1回などは、1打のみにフォーカスした数百字程度の短い記事だ。

 

鈴木「今までの観戦記、例えばかなり短い方のRTDリーグでさえ1,000~2,000字ぐらいだったので、数百字ってだいぶ短い。Mリーグは毎日放送されていくので、復習に毎日そんなに時間をかけられない。でも、事実を伝えるニュースでは物足りないっていう層が出てくるだろうなと。なので、“気軽に読める”のに“深い”記事というのをイメージして、この企画を始めました」

 

そういうことなら、「1分でわかる」という冠がついているのも納得だ。

 

鈴木「先に“1分だけください”と宣言してしまうことで読んでくれる人が増えるんじゃないかなと。初めは“1分で読める”にしようかと思ったんですが、一見するとわかりにくいドリブンズの麻雀が“1分でわかってしまう”方がよかろうということで、そうつけました。あと、監督と話したのは、過度に即時性を求めないことです」

 

現代では情報の即時性が非常に重要視されているのは明白だが、それを求めないとは一体どういうことだろうか。

 

鈴木「もちろん早い方がいいに決まっているんですが、そこに捕らわれなくていいと。監督からは“しっかりとした取材に基づいた記事は、1か月経とうと面白い。1か月や2か月前の対局を題材にしても構わないし、とにかく早さよりしっかりと選手に取材して書いてほしい”と言われています」

 

事実や理由を積み上げていくことを大事にする越山監督らしい考えだ。

 

鈴木「とはいえ、なんだかんだで1週間ぐらいでは挙げるようにしていますね、今のところ。ハイペースで記事を書きまくってきた身としては、純粋に間が空くのが怖いんですよね(笑) 使い切れていないネタもまだまだあるので、シーズン後とかに振り返って書いていくのもアリかなとか、考えています」

“すごい”がわかるための雀力は必要不可欠

 

そんな鈴木さんがドリブンズメンバーに取材する際、気を付けていることなどはあるのだろうか。

 

鈴木「昔からそうですけど、やっぱり自分が前に出ないことですかね。あくまで主役は選手なんで。とにかく黒子に徹する。素直に自分が感じた“すっげえ”という衝撃を、できる限りそのままみなさんにお届けしたいですね」

 

この「すごい」を素直に届けるという意識については、鈴木さんがいつも言っている。記者としての信念に近いものなのだろう。では、ドリブンズという対象に絞った場合に、鈴木さんがしている工夫などはあるのだろうか。

 

鈴木「2つあります。1つは、雀力の向上ですね。とにかく雀力がないと、選手の意図を汲めない。まして、相手は最高峰のMリーガーですから。Mリーグが始まってから、麻雀プロ同士の勉強会や練習などにより積極的に参加して、色んな選手の意見を聞くようになりました。もう1つは・・・とにかくドリブンズの3人と飲みにいくことですかね(笑) ドリブンズの試合後の反省会、実はぼくも大体同行しています。大事な取材の場ですね。『1分でわかるドリブンズの思考』のネタは、大体そこで生まれています」

 

確かな雀力を持って、選手を知る。泥臭いが、それ以外に方法はないように感じた。

ドリブンズ広報誕生は園田賢の「良い!」がきっかけ

 

鈴木さんといえば、AbemaTV麻雀チャンネルの公式ライターなど、公式的な立場の記者というイメージがあるが、Mリーグでは赤坂ドリブンズというチームに所属することを選択された。そこにはどのようないきさつがあったのだろうか。

 

鈴木「Mリーグ設立が発表された後、お世話になってきたAbemaTVさんに尋ねました。“Mリーグでも今までみたいに公式的な記事を出しますか?”と。すると、速報みたいなものは出すが、スポーツの放送媒体側として公式の観戦記まで出すことは今のところ予定していない、とのことでした」

 

それを聞いて、鈴木さんはどう考えたのだろうか。

 

鈴木「AbemaTVという媒体としては、確かにその方がよさそうだなあと思いました。というか、その回答も十分想定していたので、その場で“では、ぼくは今回は他で記者をやる道を探してみますね。もしまた何か必要になったらいつでも言ってください”とお返事しました。いよいよここからが勝負です」

 

勝負というのは、媒体探しが始まるということ。記者・鈴木聡一郎に価値を見出し、そこに発注してくれる媒体を探すという意味である。いくら実績ある鈴木さんといえど、Mリーグという新たな試みの中で発注元を探すのは難航しそうに思える。

 

鈴木「そう、めちゃめちゃ難航しそうですよね。でも、実際にはあっという間にドリブンズに決まってしまった。本当に幸運だったんです」

それは、最初からドリブンズに的を絞って行動した結果なのだろうか。

 

鈴木「いや、そんなことはなくて、まず最初に思い浮かんだのは当然ながら麻雀ウォッチさんや竹書房さんといった麻雀関連のメディア企業でしたね。でも、Mリーグって今までと違うところが1つあって、それは“それぞれの選手に明確なスポンサーがいる”ということです。これによって、実は観戦記者にとっても発注元が1つ増えたことになると気づいた。“チームから受注する”という形です。今まで誰か1人の選手から観戦記の仕事をもらうことはできなかったわけですが、選手にスポンサーがいるのならそのルートも可能だなと。そして、せっかくなら新しい形に乗っかるやり方の方がよりチャレンジングかもしれないなと思いました」

 

つまり、チーム専属という形で受注することが、Mリーグならではの新たな試みであり、自分自身にとっても経験したことのない挑戦になると。

 

鈴木「そう思いました。なので、うまくいかなければ全7チームに営業に行くつもりでした(笑) 話が大きく動いたのは赤坂ドリブンズが1位指名した後の賢ちゃん(園田賢)とごはんを食べたとき。ぼくは、“Mリーグではチーム専属記者という形で営業しようと思ってるんだけど、どう思う?”って賢ちゃんに相談したんですよ。やっぱり選手の気持ちを聞いちゃうのが一番だと思って」

 

聞けば、鈴木さんがこの案を他言したのはこれが初めてだったと言う。かなりの不安もあっただろう。それでも思い切って話せたのは、気心の知れた園田賢だったからというのもあったに違いない。

 

鈴木「それは大きいですね。今までにないやり方だし、一見受け入れられなさそうな案ですから、なかなか話せませんよね。でも、賢ちゃんの答えは“それはめちゃめちゃ良い!”だった。そして、彼はすぐにスマホを取り出すと、越山監督にメッセージを打ち始める。“聡一郎をドリブンズで取れないか?”って」

 

それがドリブンズ広報誕生のきっかけなのだという。きっかけが居酒屋なのも、どこかドリブンズらしいなと思ってしまった。

 

鈴木「確かに、らしいですね(笑)」

観戦記を書くだけの人は求めていない

 

鈴木「そこから越山監督と2人で会いました。越山監督とは同じ最高位戦所属ということもあって、何回か麻雀にも飲みにもいったことがあった。でも、Mリーグについての話なんてそれまでに当然したことがなかったので、どういう話になるのかなと。すると、監督に最初に言われたのは“観戦記を書くだけの人は求めていない”だった」

 

うまくいきそうなところから、まさかのドンデン返し。監督の意図とはどういうものだったのだろうか。

 

鈴木「監督が言うには“ただ単に観戦記を書く人っていうのではなく、チームを盛り上げるために一緒に企画を考えたり実行したりできる広報”がほしいと。そして、まずは公式Twitterの運営と定期的な記事の運営をやってみてくれないかと言われました」

 

やはり広告代理店のビジネスマンらしく、広報に対するハードルは高いように感じる。果たして鈴木さんの回答とは。

 

鈴木「当然YESです。先ほど話しましたが、“記事が長すぎる”といった観戦記の課題感って、観戦記ではないもので補完するのがいいのではないかとも思っていたので、そういう風にチャレンジする場が与えられることには非常に前向きでしたね。決まらなければ7チームすべて巡業するつもりでしたが、なんと1チーム目の赤坂ドリブンズに所属することとなりました。ほんとラッキーですね」

 

チーム専属記者になるという発想、そして実際に動いてしまう行動力と度胸。鈴木さんは「ラッキー」と言ったが、ドリブンズ風に言えば「十分に期待値を積み上げた」上での成果だったように見えた。そして、越山監督との考え方の同調性。後から言われれば、この人しかいないと思われるドリブンズの広報は、こうして誕生した。

 

しかし、この時点ではまだ名前を公表していない。

 

<第2回、鈴木さんが今回名前を明かした理由とは?に続く>

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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