ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第649回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その22」講義22 麻雀は不確定情報ゲームで、複数の対戦相手がいるのですから、相手によって打ち方を変えるといった相対的な要素は少なからずあります。上達の為には、有効に使える情報を少しでも増やすよう努めたいものです。 ただし注意しておきたいのは、正しい打牌を選ぶことができるなら、扱う情報はむしろ少ない方が望ましいということです...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第648回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その21」講義21 ホンイツが狙える手なら他色のターツを外してでも孤立字牌を残すように、字牌の価値は手牌次第で大きく変動します。よって、字牌の出やすさや使われやすさについても、他家の手牌進行によって大きく変わると言えます。 手作りの面で端寄りの数牌と字牌のどちらを切るか微妙なケースは結構多いので、その場合は単に手牌だけで決め...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第647回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その20」講義20 下家のアガリ率を下げるということはそれだけ別の他家のアガリ率を上げることになりますから、下家の仕掛けや点数状況を考慮して、下家にアガられるくらいなら別の他家がアガった方がよいと判断すれば絞りを入れることになります。講義11で取り上げられたようなゲームメイク術を参考に、絞るべきかどうかを判断しましょう。 ど...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第646回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その19」講義19 チーテンはソバテン(テンパイ打牌が待ちになっているターツやトイツのフォロー牌)の可能性が高いのは確かですが、ポンテンはソバテンでないとは限りません。データ研究が進む前から言われてきた麻雀格言には実戦で活用しやすいものもありますが、分かりやすさを優先するあまり、正しいセオリーの逆や裏(必ずしも正しいとは言えな...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第645回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その18」講義18 序盤に数牌が切られたら、その数牌は浮き牌であった可能性が高いことから、周辺は持たれていないことが多いというように、「特定の牌を持っていない」は牌1つだけで予想できますが、本書にまとめられているように、「特定の牌を持っている」は2つ以上の牌を組み合わせて予想することになります。 同じように、「この牌は当たら...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第644回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その17」講義17 序盤から中張牌が多く切られているというだけでは変則手とは限らない(配牌からヤオチュウ牌の不要牌が無かった可能性もあるので)ですが、手出しや手順と組み合わせれば案外傾向がつかめます。 例えばこちらの牌図。中張牌が多く切られている、リャンメン落としが入っているというだけでも牌譜解析上はチートイツの可能性が40%...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第643回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その16」講義16 一色手は出現頻度が高いうえに読みやすく、打点も高いことが多いので特に速度読みが重要になります。 一色手狙いは河が派手になりやすく、意識して見ていれば分かりやすいものですが、派手だからといって毎回警戒する必要はありません。高打点が狙いやすいので、手が整っていない段階から狙われることも多いためです。 本書に...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第642回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その15」講義15 他家の手作りが遅ければ自分の手牌だけで何を切るか判断しても差し支えないので、重要なのはアガリに近そうな他家の河です。浮き牌やターツ同士の選択なら、アガリに近そうな他家の安牌になりやすい牌を残すようにします(他家に使われにくいので攻撃面でも有力)。 速度読みを言葉で説明すると長くなりややこしいですが、要は手...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第641回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その14」講義14 講義12で降り、講義13で回し打ちについて取り上げましたが、リーチばかりに気を取られてベタオリしていると別の他家への警戒が薄れがちになります。「明らかなテンパイ者がいるのに、何故その牌が切られたのか」に意識を向けるようにすると、別の他家のテンパイにも気付きやすくなります。 完全に降りるつもりなら、途中まで...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第640回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その13」講義13 回し打ちを考慮する際に、裏目(その牌を残していれば手が進んでいたような牌)が通るかどうかについてはこれまであまり触れられてこなかった内容なので意識しておきたいところです。「安牌が切れるうちは、可能な限りベタオリにならないために危険牌が浮かないようにする」と押さえておくと分かりやすいかもしれません。 ただし...