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ネマタの戦術本レビュー第644回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー  その17」

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講義17

序盤から中張牌が多く切られているというだけでは変則手とは限らない(配牌からヤオチュウ牌の不要牌が無かった可能性もあるので)ですが、手出しや手順と組み合わせれば案外傾向がつかめます。

 例えばこちらの牌図。中張牌が多く切られている、リャンメン落としが入っているというだけでも牌譜解析上はチートイツの可能性が40%近いということですが、を切っているにもかかわらず宣言牌が(チートイツ狙いなら受け残しで説明がつくが、メンツ手狙いとすると浮き牌やメンツの一部としてテンパイまで引っ張られていることが考えにくい)であることをふまえると、実際にはもっとチートイツの可能性が高いのではないでしょうか。チートイツならメンツ手で使われにくい牌ほど待ちにされる可能性が高くなるので、チートイツの可能性が高いと読めるなら押し引き判断や降りる手順が大きく変わります。


 チートイツは出現率が低いので、読みの重要性はそこまで高くはないですが、チートイツでなければ出現しにくいような河情報を読み取ることができる場合もあります。チートイツに限らず、「他の可能性が想定しにくい」と読めるような特徴的な情報を見落とさないようにしましょう。


 第一打に28牌が切られてからの手出し役牌は、メンゼンでは遠いので役牌重なりを残したが、はっきり手役が見えるほどの手でもないので結局役牌を切ったというケースが想定されやすいので、確かに速度も打点も大したことがない可能性が高そうです。読みに強くなるためには、警戒しなくてもよい河を無視することも必要です。一通り手作りの傾向を押さえたうえで、誰に対して警戒を強めるべきか確認しましょう。

実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義

本書は、ネット麻雀天鳳とフリー雀荘の両方で圧倒的な好成績を叩き出し、なおかつ現役で学習塾の講師をしている著者が、丁寧に論理的に、かつ冗談を交えながら、実戦でよく出る麻雀の場面を題材に講義をしているものを、そのまま文字に起こしたものです。
まるで有名予備校の人気講師の授業を聞いているような、楽しい話を読むだけで勝てる作りになっています。
全22回の各講義では、豊富な牌図による説明に加え「ポイント」や「これだけは覚える!」といった見出しで重要部分がまとめてあるため後からの復習にも役立ちます。

 
ゆうせー(著)
単行本:1,620円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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