講義15
他家の手作りが遅ければ自分の手牌だけで何を切るか判断しても差し支えないので、重要なのはアガリに近そうな他家の河です。浮き牌やターツ同士の選択なら、アガリに近そうな他家の安牌になりやすい牌を残すようにします(他家に使われにくいので攻撃面でも有力)。
速度読みを言葉で説明すると長くなりややこしいですが、要は手作りの裏返しです。この牌を切って手が遅いことが考えられるだろうかと想定し、想定するのが難しければアガリに近い可能性が高いことが読めます。
見えていないものを読むとなるとどうしても難しく感じますが、読みのロジックそのものはさほど難しくありません。重要なのはとにかく場の情報を見ておくことです。見えていないものは把握することができません。
場況についても、なるべく多くの情報を取り入れようとするより、情報が何を意味しているかを知り、その情報の中でも特に大事なものに興味を向けることが重要です。情報の意味を知り興味が向けば、無理に取り入れようとしなくても自然に頭の中に入ってくるものです。まずはドラ切りやリャンメン落としといった、分かりやすく強い情報を見落とさないことから始め、少しずつでも扱える情報を増やしていくようにしましょう。
実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義
本書は、ネット麻雀天鳳とフリー雀荘の両方で圧倒的な好成績を叩き出し、なおかつ現役で学習塾の講師をしている著者が、丁寧に論理的に、かつ冗談を交えながら、実戦でよく出る麻雀の場面を題材に講義をしているものを、そのまま文字に起こしたものです。
まるで有名予備校の人気講師の授業を聞いているような、楽しい話を読むだけで勝てる作りになっています。
全22回の各講義では、豊富な牌図による説明に加え「ポイント」や「これだけは覚える!」といった見出しで重要部分がまとめてあるため後からの復習にも役立ちます。
購入はこちら