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ネマタの戦術本レビュー第627回「三人麻雀の極意 著:オワタ  その13」

ネマタの戦術本レビュー第627回「三人麻雀の極意 著:オワタ その13」

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「何を切る?」実戦編 1

 良形高打点テンパイかつリーチ者の待ちがあまり絞れません。こういうのはツモ損三麻であっても押します。

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 天鳳は完全順位戦なので迷いませんが、素点を評価して役満祝儀があるルールだとしても、今度はリーチすることで自分も赤や裏ドラの祝儀チャンスがあります。トイメンは河的にも大三元の可能性が特別高いとまではいえない以上判断は変わらなそうです。

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 悪形待ちリーチのアガリやすさは、三麻ではなおのこと場況によって変動しやすいです。放銃リスクが低い親なので、今回のようにが使われてない可能性が高いと読める河なら2枚切れでもリーチしそうです。

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チートイツ1シャンテンなら跳満以上が見込めるとしても、四麻であっても基本は引く手なので、三麻であればなおのこと引きます。

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 一度引くと判断したからといっても最後まで降りるとは限りません。安牌を切りつつテンパイに取れるなら、テンパイに取ると降りに回った時に安牌に窮する可能性があるとしても基本はテンパイに取ります。

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 ダマで出アガリ4翻のうえにダマなら出やすい待ち。ツモ損三麻ならなおのことダマの一手です。

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 今回はダマでも役アリ確定なので迷いませんが、役無しやダマだと片アガリになるケースで、トップ目という理由でどの程度ダマにすべきなのかが気になります。このあたりは今後の研究課題となりそうです。

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 リャンメンテンパイからでも危険牌を止める典型例と言えます。こういった放銃回避を増やすのが天鳳三麻で勝つコツの一つと言えそうです。

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 アンコがあって鳴きやすいトイツがあるとなると、三麻でもチートイツよりはトイトイを優先します。アンコが1つも無くチートイツ1シャンテンとトイトイ2シャンテンの比較であれば、四麻ならトイトイを選ぶこともそれなりにありますが、三麻なら基本チートイツに決めてスルーします。

本記事に関するご紹介

サンマで勝ちたきゃ天鳳位に聞け!
本書は三人麻雀について、初代天鳳位である\(^o^)/★(オワタ)がその戦術を披露するものです。
三人麻雀はその競技人口の多さにもかからわず、これまできちんとした戦術書は出ていませんでした。
そこで今回、天鳳の三人麻雀で頂点に立った\(^o^)/★(オワタ)氏がその極意を披露します。四人麻雀とはひと味もふた味も違うその戦術を本書でぜひマスターしてください。

 
オワタ(著)
単行本:1,663円
Kindle版:1,497円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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