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ネマタの戦術本レビュー第628回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー  その1」

ネマタの戦術本レビュー第628回「読むだけで勝てる麻雀講義 著:ゆうせー その1」

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講義1

5ブロックが足りていない場合の手作りは、「孤立牌の中でシュンツを作りにくい牌から切る」のが基本です。

 質問者のような打牌選択をしてしまう人は、4メンツと1雀頭の5ブロックよりも先に手役やドラを意識するあまり、手役やドラに絡みにくい受けを必要以上に嫌っている恐れがあります。ならを引いても赤入りのカンチャンが残ることから打としますが、ツモでリャンメンができる受けを嫌ってわざわざ孤立したヤオチュウ牌を残すことはありません。イマイチな受け入れでも、裏目になる無駄ツモよりはマシです。

 ただし、裏目を少なくすることばかりにこだわると、メンツができれば高打点のチャンスが残る孤立牌をうっかり切ってしまうミスを犯す恐れがあります。裏目を少なくするというよりは、より優秀な受け入れを多くするには何を残すかと考えることをお勧めします。

 個人的には一般的な基準を設けるとするなら、14の1より客風、通常の19孤立牌よりは役牌残しとしそうです。何故なら字牌を先切りした方がよい場合は有利といっても微差であることが多い一方、字牌残しが有利な場合は高打点への変化等字牌の重なりが大きなメリットになることが少なくないためです。

 「シュンツを作りにくい牌から切る」が基本ではありますが、基本を既に身に付けている人は、孤立字牌に手をかける前に、より有利な選択が他に無いかを確認することをお勧めします。

実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義

本書は、ネット麻雀天鳳とフリー雀荘の両方で圧倒的な好成績を叩き出し、なおかつ現役で学習塾の講師をしている著者が、丁寧に論理的に、かつ冗談を交えながら、実戦でよく出る麻雀の場面を題材に講義をしているものを、そのまま文字に起こしたものです。
まるで有名予備校の人気講師の授業を聞いているような、楽しい話を読むだけで勝てる作りになっています。
全22回の各講義では、豊富な牌図による説明に加え「ポイント」や「これだけは覚える!」といった見出しで重要部分がまとめてあるため後からの復習にも役立ちます。

 
ゆうせー(著)
単行本:1,620円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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