2019年7月9日(火)に行われた2019年プロ麻雀リーグ「Mリーグ」ドラフト会議にて、U-NEXTPiratesは瑞原明奈を指名した
瑞原はプロ入り後すぐに産休に入り、現在は二児の母。タイトル獲得歴はないが、育児の合間もオンライン麻雀「天鳳」を打ち続け、段位は八段から九段の安定した成績を保っている。
U-NEXTPiratesには2度天鳳位の座に着いたASAPINこと朝倉康心と、2018年にサービスを終了した「東風荘」を利用していたことがきっかけとなってプロ入りした石橋伸洋と、オンライン麻雀ゲームに造詣が深い2名がいる。故にこの天鳳での安定した段位が決め手となり、瑞原を指名したという。
詳細をU-NEXTPirates 木下尚監督は以下の様に応えた。
ーーーー瑞原を指名した理由は?
「うちのチームは、昨シーズンのドラフトで『デジタル』というチームカラーを掲げて、小林剛、朝倉康心、石橋伸洋を指名しましたが、今回指名するにあたっても、チームカラーを大切にしたいと思っていました。なのでうちは非常に『天鳳』に縁があるので、そこで最高段位九段に到達した経験のある瑞原さんを指名しました」
ーーーーこの指名に関して3選手の意見は?
「とにかく色々な意見を交わし合って、結果瑞原さんを第1指名に決めて今日は臨みました。無事に指名ができてホッとしているところです」
ーーーー何人かの候補がいたというよりかは、瑞原選手にもう決めていた?
「いえ、実をいうとPiratesは6月に『おしえて!Pirates』という番組で、水口プロ、愛内プロ、山脇プロをお呼びしていて、ユーザーさんも『指名候補なんじゃないか』ということを仰っていたんですが、実際その通りでした。瑞原さんは同月に行われた『パイレーツカップ』というファン向けのイベントに来ていただきました。正直最終的にはその4名の中から選ぶということになりました。その中でも瑞原さんは、天鳳で一度九段に到達しただけではなく、八段と九段をいったりきたりしていて、運営としてはそこを非常に重要視したというところです」
ーーーー4人体制になることにおける今期のイメージは?
「昨シーズン5位という非常に残念な結果に終わってしまったので、今シーズンこそは優勝したいと思っています。瑞原さんについては、お子さんが生まれたばかりで、団体のリーグ戦もずっとお休みされていたので、実績という意味ではまだまだこれからの選手だとは思っています。3選手とともに、実績を積み上げていけたらと思います」
リーグ戦に参加できずとも、黙々と天鳳を打ち続けた瑞原。九段に到達するには過酷な昇級システムを幾度も乗り越えなければならず、それを忙しい育児の合間にやってのけた彼女の精神力は計り知れない。また天鳳では赤入りの麻雀を採用しているため、Mリーグと似たルールでの実力者ということで、すぐにでも結果が出せるだろうと期待がかかる。
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