雀魂公式番組「にじたま」レギュラーの多井隆晴プロが代表を務めるRMUのタイトル戦が何と雀魂で開催されることになりました。私は10年以上前から競技団体のタイトル戦もネットで行うのがいいと主張していましたが、本当に実現するとは思っていませんでしたね。
最近は競技でも一発裏有りで行われることが多くなりましたが、裏ドラの有無という不確定要素で優勝が決まってしまうのは、やはり腑に落ちないところがあります。しかし通常の一発裏無しでは打点を作る手段が限られ、結局たまたま高い手が入った人が勝つ傾向が強いことも否めません。
そこで私が思いついたのは、一発裏無しだけど赤有り、更には適宜ローカル役を採用するというもの。実は雀魂の大会戦でこのようなルール設定をすることも可能なので、いずれ大会部屋を作成してテストプレイしてみたいですね。
▼雀魂牌譜
東3局
今回は四麻友人戦より「1局何切る」。メンツ3つ、アタマ1つでくっつき1シャンテン。くっつき1シャンテンはアタマ固定というセオリーを聞いたこともありますが、アタマ部分が「リャンメントイツ」の場合は固定しないことが多いもの。ツモでリャンメンテンパイに取れる打としました。
平和ドラ1テンパイは100回やって99回はリーチしそうなものですが、は残り4枚で事実上悪形。しかも今回は打という手があります。タンヤオに高め345三色までつく、絶好のくっつき1シャンテンです。
打の3メンチャンはフリテンかつ残り1枚。手変わりを待つなら打ダマ。ツモもあるので手牌だけなら手変わり待ちの評価が高そうです。
しかし今回は対門がツモ切り。マンズは持ってなさそうで、その分ソーズを持たれている可能性が高い。打リーチとしてみました。
裏ドラがで3000-6000。手変わりを待っていたら4000−8000だったように見えますが、きっと気のせいでしょう(笑)
南2局1本場
マンズをメンツとしてみるとアタマ無し3メンツ2ターツ。マンズをアタマとしてみると2メンツ2ターツ。メンツ固定かアタマ固定か問題。「アタマを作りやすい連続形のターツ」がある場合はメンツ固定というセオリーもありますが、今回はピンズの連続形が、「3メンチャンかつドラ」。なるべくターツとして残したいところですから、アタマ固定寄りに傾きます。
アタマ固定側のもう一つのメリットは、余り牌を1枚持つ余裕があるということ。メンツ固定はテンパイ打牌が3〜7牌になりますが、アタマ固定側は安牌と振り返ればテンパイ打牌が安牌になります。つまり後手を引いた時にも押し返しやすいんですね。
ツモった牌がでなくならどうでしょうか。この場合は少しだけメンツ固定寄り。ツモなら今度はタンヤオをつけてアタマ固定。ツモはテンパイに取らず打。良形テンパイに取りやすいうえに最高でタンピン234三色まであるアタマ無し1シャンテンに取ることもできます。それを踏まえて打としてみましたが、この程度の変化を残すくらいなら2人の現物を残してから切った方がよかった気がします。
目論見通りメンツ固定なら700-1300止まりだったのが、アタマ固定にしたので1300-2600。この加点が生きて半荘もトップで終わることができました。
雀魂 について
オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
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