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第211回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第211回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ                         

雀魂がAppstoreのゲームセールランキングで第2位を記録しました(ちなみに記録した時の1位はプロ野球スピリッツA、3位はFGO、4位は原神)。超有名タイトルの中に麻雀ゲームが交じるとは前代未聞の大快挙。『咲』効果恐るべし。これを機に単なるゲームとしてでなく、「麻雀」としての魅力をもっと伝えていきたいですね。

雀魂牌譜

南2局

三麻友人戦の一コマ。ラス前アガればトップ安泰にできる役無し聴牌につきリーチ…とは踏み切れないことが多いのも三麻。下家は手出しでピンズのリャンカンと丸ごと落としてからここで手出しが見えてないのでチンイツ確定ではありませんが、アンコならいきなりリャンカンを落とさずリーチ手順を残しそうなものですから、チンイツになっている可能性は相応に高いでしょう。手牌が13枚とも同色牌になっている前提なら、その色が1枚溢れたら8割はチンイツでテンパイしています。

今回は、「対門の仕掛けに切りづらい牌を引いて現物切り」のケースがあるので、実際にはもう少しテンパイ率が低そうですが、それでもいかにも場に高いソーズのペンチャン待ちとなるとリーチしない方がよいと判断しました。

心の中で「うっ」と声が出てしまったのは内緒です(笑)

役有りになったのでもう一度が出ないかなと思っていたら、下家がをツモ切って対門の満貫和了。オーラスも対門がアガってトップを逆転されてしまいました。それでもリーチした方がよかったとは思わなかったので牌譜を見てみると、下家は待ち。ツモで数え役満。想像以上の手が入っていました。

それなら仕方がないとも割り切れないのが三麻。役無し悪形でリーチが打ちづらいなら、そもそもテンパイ以前にそのターツを落とす選択がなかったかを考える必要があります。

実はこの時点でペンチャンを落とすかどうか迷っていました。手牌だけみればここでソーズペンチャンを落とせばツモで一通テンパイになるとはいえ、わざわざ受けを狭めるほどではないので打とするところですが、下家はツモ切りより後から手出し。これだけでも一色手を意識していてソーズは多く持たれている可能性が高いと読めなくもありません。

ペンチャンを落としていればの1メンツを残すことが出来ていました。これ自体は結果論ですが、浮き牌や受け入れがかぶっているターツを残して先にペンチャンを落とせば浮き牌を1枚余分に持つことができるので、実際にはそれも踏まえたうえでペンチャン落としと比較する必要があります。

麻雀の一番の魅力は、30年以上打ってて麻雀本を出すほどにまでなっても、毎日のように「本当にこっちがいいのか分からない」と思わされる局面が出現することかもしれません。これから麻雀を始めようとする方にも、最近麻雀が作業に感じて面白くないと思っている方にも、こうした魅力をもっとお伝えしていければと思います。

 

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
「咲-Saki- 全国編」とのコラボも決定!

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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