麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2022-23」15日目が10月27日(木)に開催された。
第1試合出場選手
東:鈴木たろう
南:近藤誠一
西:岡田紗佳
北:高宮まり
第1試合
東1局は親番のたろうと岡田が役の確定しないところから鳴き、空中戦を展開。
先にテンパイを入れたのはトイトイで仕上げた岡田。自風のとのシャンポン待ちになる。
をツモ、1300・2600のアガリ。
東2局、岡田の待ちリーチが入る。
実況の日吉に「この手で引くことは絶対ない」と言われていた高宮。
からを切り待ちでリーチを宣言。
しかし制したのは岡田。高宮からを討ち取り、1300の加点。
東3局は高宮が待ちの先制リーチ。この時点で山には残り5枚。
そこに追いついたのは親番の岡田。ツモれば四暗刻のテンパイが入る。
小考の末、追いかけリーチを敢行。待ちは、山にはが2枚が2枚。
岡田の16000オールが炸裂するか、高宮が前局の無念を晴らすか、両者ともに絶対ものにしたいこの手。
高宮がを掴む形で決着となった。岡田は四暗刻こそ実らなかったが、18000のアガリで一気に突き抜けた。
東3局1本場は岡田、高宮のリーチが再度ぶつかるが、2人テンパイで流局。
東3局2本場も親番の岡田が点数を伸ばす。
待ちで先制リーチを打つと、これに誰も追いつけず、終盤にをツモ。
ここまで5局中4局でアガリをものにしている岡田、1300オールの加点で60000点に迫る。
東3局3本場、高宮が高目三色の大物手を仕上げ、今度こそはとリーチ。
たろうがを回収した上でテンパイ。は高宮の現物だったためダマに受ける。
高宮の執念が最後のを引き寄せる。3000・6000のアガリで2着争いに復帰した。
東4局は近藤が嵌待ちで即リーチを敢行。
苦しい配牌だった親番の高宮もをポンして待ちで追いつく。
近藤がを掴み決着。高宮2000のアガリ。
東4局1本場は近藤の1人テンパイで流局し、南入となる。
南1局2本場、好配牌を手にした近藤がタンヤオ・赤1・ドラ3でテンパイ。
待ちで辛いヤミテンを入れる。
七対子イーシャンテンになった親番のたろうが場に1枚切れのを選び放銃。
近藤の8000が決まり、2着争いを一歩リードした。
南2局、親番の近藤がを空切りし待ちのリーチ。
終盤に高宮も追いつき、同じ待ちで追いかけリーチをかける。
めくり合いを制したのは近藤。その左手で最後のを手繰り寄せ、2600オールのアガリ。
南2局1本場はこれ以上近藤の連荘を許したくない岡田がのポンから発進。
近藤から打たれたを討ち取り、2000のアガリで局を進めた。
南3局、ここまでアガリがないたろうが嵌待ちでリーチ。
終盤に親番の岡田が安全牌に窮し、を選択。
たろうが2600の加点を入れオーラスへ。
オーラスは岡田が48300点持ち、近藤が32500、親番の高宮が12700、たろうが6500という並び。
たろう、親番の高宮、近藤にそれぞれテンパイが入る。
近藤の当たり牌であるをたろうが掴み決着。
2000のアガリで2着を着実に確保した。
嬉しい個人2勝目となった岡田。
渋川が苦戦しているサクラナイツだが、チームメイトの支えでプラス圏に浮上した。
第1試合結果
1位 岡田(サクラナイツ)+68.3
2位 近藤(フェニックス)+14.5
3位 高宮(麻雀格闘倶楽部)▲27.3
4位 たろう(ドリブンズ)▲55.5