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「50年に1度の奇跡が来てくれました」むく大樹が最終日に129.5ポイント差を大逆転して初の将王戴冠!/第21期将王決定戦

「50年に1度の奇跡が来てくれました」むく大樹が最終日に129.5ポイント差を大逆転して初の将王戴冠!/第21期将王決定戦

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麻将連合の最高峰タイトル「将王決定戦」最終節(全4日15回戦)が12月3日に行われ、むく大樹(だいじゅ)がトータル+32.1ポイントで初の将王を獲得した。

今期の将王決定戦は、第2節までで忍田幸夫が大きくリード、しかし第3節で三上龍玲、木村和幸が盛り返し、下記ポイント状況で最終日を迎えた。

第4節は3試合の戦いとなる。一発裏ドラがなく、オカもない、順位ウマは4-12のためトップラスでも縮まるポイント差は24ポイントと素点分。

3位の木村まではまだチャンスがあるが、むくは現実的に優勝は厳しいだろうと思われて始まった最終日の戦いだった。

14回戦南3局その2 むくの四暗刻

しかしむくは13回戦でトップを取ると、14回戦の南3局その2の親番で四暗刻、16000オールのアガリを決め、一気に巻き返した。このアガリでなんと僅か2戦でトータル首位に躍り出ることとなった。

14回戦終了時点のスコア

順位ウマは12-4-▲4-▲12と各順位毎に8ポイント。つまりむくと忍田は完全着順勝負の最終戦となった。

最終戦 南3局 忍田の1000・2000

しかし最終戦は小場の展開で進み、着実にアガリを決めていった忍田のペースに。オーラスはむくと忍田が12500点差。むくの優勝条件は6400以上の直撃か跳満ツモという厳しい状況となった。

15回戦南4局その2 むくの聴牌

しかしむくは5巡目にタンヤオ平和三色ドラ1 忍田からの直撃かツモで優勝となる聴牌を入れた。待ちの[⑤]は三上に暗槓されており、[⑧]残り2枚の待ちとなる。

15回戦南4局その2 忍田の聴牌

アガれば優勝の忍田も仕掛けて三色の[③]待ちで聴牌となる。この待ちは山に残り2枚。

15回戦南4局その2 三上の聴牌

[⑧]を掴んだのは親の三上、三上も聴牌をいれているのでそのままツモ切り。むくは優勝条件を満たせないためアガれず。

むくの待ちの[⑤][⑧]は目に見えて残りあと1枚となった。

15回戦南4局その2 むくの3000・6000

しかしその最後の一枚は直後むくの手牌に舞い降りた。3000・6000のアガリとなり忍田をかわしてこの半荘のトップとなるとともに、初の将王戴冠を手中に収めるアガリとなった。

初戴冠となったむくは「決定戦は今回で4回目で、今までは優勝してもおかしくない状況で最終日を迎えてきたので優勝コメントを考えてきてきましたが、今回はこれまでで圧倒的に厳しい状況で最終日を迎えたのもあり、優勝コメントが準備できておりません。最後の場面の三上さんの[⑤]暗槓、[⑧]切りについては、あと1枚にはなってしまいましたが、むしろ忍田さんから[⑧]が出てもおかしくないなと好意的解釈していました。自分の中でも驚きで、あまりにも実感が沸かない状況です。競技麻雀に関してはこれまで人生をかけて真剣に取り組んできて、麻将の為に身体を鍛える取り組みにも励んできました。今回の決定戦の戦いの内容は、悪い部分の方が多く、正直50年に1回くらいしか勝てないような内容だったと思います。しかしその50年に1回の奇跡が来てくれました。今回は初日から通して忍田さんが圧倒的な安定感で逃げていて、3日目に、これはどうにかしないとと感じて焦って自滅してしまって優勝は厳しい状況となりました。この最終日を迎えるまでの1週間はせめて対局を壊さないようにしっかり丁寧に戦い抜こうと心の準備していたのですが、まさかの16000オール、最後の3000・6000という奇跡が起きました。ここまでこれたのは家族を初め、関係者の皆様のおかげです。本当に感謝しております。」と大逆転を噛み締めるように語った。

最終成績

歴代将王

第1期 原 浩明
第2期 原 浩明(2)
第3期 小林 剛
第4期 三原 孝博
第5期 三原 孝博(2)
第6期 柏原 純
第7期 小林 剛(2)
第8期 武則 輝海
第9期 小林 剛(3)
第10期 忍田 幸夫
第11期 忍田 幸夫(2)
第12期 清水 英二
第13期 忍田 幸夫(3)
第14期 忍田 幸夫(4)
第15期 井出 洋介
第16期 武則 輝海(2)
第17期 原 浩明(3)
第18期 木村 和幸
第19期 小林 剛(4)
第20期 忍田 幸夫(5)
第21期 むく 大樹

配信

ABEMA
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この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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