ネマタの戦術本レビュー第234回 「フリー雀荘で得するのはどっち!? 著:石井一馬その5」

テーマ8

 シャンテン戻しになっても、役がついて手牌の4面子1雀頭の候補を全て鳴いていけるようになるなら、メンゼン限定で進めるよりもアガリやすくなります。よって今回のように鳴いてもほぼ打点が落ちない手牌であれば面子崩しの打が有力です。打点があまり落ちないことが前提ですから、赤が1枚ある程度の手であれば打としてメンゼンリーチ中心で進めます。

 また、鳴いて満貫ある手であっても、

のように、メンゼンならテンパイ時にリャンメン確定だが鳴くと悪形待ちが残る可能性がある場合についても、今度はメンゼン限定で進めるとしてもアガリ率にそれほど差がなく、打としてもツモから食いタンに移行する選択はあるので打としそうです。

 高打点になりやすい一色手やコーツ手ならメンゼンで役無しのまま進めると安手になることが多いこともあり、面子を崩すケースも多く崩すべきケースも分かりやすいですが、タンヤオの場合はドラが少ないルールでは出現頻度が少なく盲点になりやすいです。ドラが多いルールなら特に押さえておきたい手筋と言えます。

 今回のような手牌なら相手に絞られたとしてもそれほどアガリ率は落ちず、相手に絞られるかどうかは不確定なので相手の打ち筋に関係無く面子崩しでいいと思いますが、自分が仕掛けに絞るべきかどうかはまた別問題。
 手出しで面子を崩してクイタン傾向の仕掛けをしている相手がいれば、打点不要な局面でもなければまずドラを多数抱えているとみてよいでしょうから、仕掛けの形だけみて安手と誤解して押し引き判断を誤らないようにしたいですね。

本記事に関するご紹介

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この本には、フリー雀荘でよくあるシーンでどっちが得か、その答えが詰まっています。
 
石井一馬 (著)
発売日:2017年1月16日
定価:本体1,200円+税
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