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ネマタの戦術本レビュー第250回 「フリー雀荘で得するのはどっち!? 著:石井一馬その21」

ネマタの戦術本レビュー第250回 「フリー雀荘で得するのはどっち!? 著:石井一馬その21」

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テーマ26

 ベタ降りする場合は概ね本書で言及されている通りの手順で打てばよいですが、牌の危険度について、もう少し深く掘り下げていくことにします。

 本書で言及されている通り、基本は牌の組み合わせが少ないほど放銃率が低くなりますが、単純な牌の組み合わせであれば、無スジ37牌もペンチャンがあるので両無スジ456と変わりません。ペンチャンよりはリャンメンが残るように打つという打ち手の意思が入るため、実際には無スジ456の方が放銃率が高くなるわけです。逆に言えば、打ち手の意思がほとんど入らない最序盤のリーチであれば、無スジ37も両無スジ456も放銃率はほぼ変わりません。

早いリーチは14索(続) - かじゃ研

 (厳密には、自分で2枚以上使っている組み合わせが少ない分、単純な牌の組み合わせでは無スジ37の方が若干多くなるようです。)

牌の危険度7 ~一般論~ - 現代麻雀理論

 (実戦においても、1巡目リーチに限っては、無スジ37の危険度が無スジ456よりわずかに高くなっています。)

 巡目が深くなるにつれ通っているスジが多くなるため、全体的に放銃率が上がりますが、その中でも字牌の上昇率が特に大きいです。元々面子が作りにくく、リーチに降りている他家からも切られやすいはずの牌が切られないのですから、それだけリーチ者が持っている可能性が高まるためです。

牌の危険度6 ~ワンチャンスとノーチャンス~ - 現代麻雀理論

 一般的なワンチャンスの危険度。上記のデータと合わせると、9巡目(通ったスジが平均7.1本)の19のワンチャンスと生牌(1枚見え)字牌の放銃率は前者の方がわずかに高いというところ。本書ではワンチャンスの19牌と生牌役牌では基本役牌切りとしていますが、役牌の1翻がつくことを考慮すると、やや19牌寄り。終盤ならなおのこと19牌の方がよいのではないでしょうか。

【牌譜解析】ワンチャンスはどのくらい危険? - HAZの研究する人生

 ただし、ワンチャンスと言ってもその性質によって放銃率は結構変わります。同じ3枚見えでも、3枚とも場に見えているのであれば、リーチに降りている他家から切られやすいはずの4枚目が切られていないことから、リーチ者が4枚目を持っている可能性が高くなるので放銃率が上がります。通っているスジが多くなれば更にその傾向が高まり、通常の無スジとほぼ変わらなくなります。

 終盤は字牌の危険度が上がるとはいえ、通常の無スジ19を上回るほどではないので、場に3枚見えているワンチャンス19と生牌字牌なら後者の方が通りやすい。自分で3枚使っているワンチャンス19と生牌字牌なら、中盤でも前者の方が通りやすいというところでしょうか。

 ただ、終盤はそもそも、3枚見えワンチャンスや生牌字牌より通りやすい牌が他にあることも多い(リーチ者が早い段階で切った牌を面子候補の一部とするような待ち以外に当たらない牌など)ので、仕方なくワンチャンスや字牌を切る前に、本当に他にもっと通りやすい牌が無いのかを再確認することを怠らないようにしたいですね。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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