第2章No.8
フリテンに気付いていないが故のミスは麻雀を打ち慣れてきた段階であっても結構してしまうものです。そのためフリテンに関しては多くの打ち手が過小評価しがちです。
しかし実際にはアガった時に必ずツモの1翻がつくこともあり先制ならフリテンリーチが若干有利。細かい打点的メリットは体感では評価しづらいのも思った以上にフリテンリーチが有力になる理由と言えそうです。
ただし今回はフリテン7枚と非フリテン4枚の比較。今回の条件でフリテンリャンメンが微差で有利程度なのですから、実戦ではフリテン側の受け入れが複数枚切れていて非フリテンカンチャンに受けた方がよいことも多そうです。
96ページのように先制リーチ者がいる場合も非フリテンカンチャン有利。相手が押してくるか降りてくるか(降りる他家が多いほどフリテン有利)によっても判断が変わりやすいと言えるでしょう。
No.9
アガリ率では1枚切れ字牌単騎の方が高いですが平和がつく分亜リャンメン有利という結果です。平和は符がつかないので他の1翻役より打点が低く、メンゼン限定なので手組の段階ではさほど意識することはないのですが、アガリ率に大差ない待ち選択となれば平和の有無は案外重要です。
元々優劣微妙な待ち選択の話なので、場に1枚切れているかどうかだけで判断が変わることが多々あることがデータからもうかがえます。微妙な選択ほどどちらが有利と決めつけるのではなく、実際の場をよく見て判断することが肝心です。
本記事に関するご紹介
最も実戦的であるという評価を受けている麻雀戦術本「雀ゴロK本」シリーズ第3弾。
今回は、雀ゴロK氏の超実戦打法に、麻雀研究家nisi氏のデータを加えて、これまでの常識を覆す麻雀の新戦術の数々を提唱する。
ライバルに差をつけるためには必読の1冊!
雀ゴロK(著)
nisi(監修)
定価:本体1,512円
AMAZON販売ページ
AMAZON販売ページ