今回もメンタルヘルス対策について触れていきます。
最近では、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設工事に従事していた現場監督が自殺した件もニュースで取り上げられていますが、所轄の労働基準監督署では自殺の原因は「極度の長時間労働による精神疾患(結果は労災判定)」だと判断しています。
前回、ストレスを感じる主な原因を挙げました。ストレスはこのニュースのように仕事上だけでなく、プライベートも原因になりうることについては、意外と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
さて、感じてしまっているストレスにはどのように向き合えばいいでしょうか?
ストレスに気づこう!
ストレスが溜まっている症状(メンタル不調)で代表的なものといえばうつ病を挙げることができます。その他にも、統合失調症、アルコール依存症、不眠症などがあります。病名は聞いたことある方が多いのではないでしょうか。
それぞれの症状には特徴があり、今回は割愛しますが、共通点もあります。
①心理面での変化(無気力が続く、やる気が出ない・・・)
②身体面での変化(胃が痛い、疲れが取れない・溜まっている、眠れない・・・)
③行動面での変化(ミスが増える、遅刻や欠勤が増える、服装が急に乱れる・・・)
などがあります。
普段の生活の中で、実際にはこれらの変化や症状に自分で気が付いているにもかかわらず、「もっと頑張らないといけない!」、「少しだるいけど、すぐに治るだろう・・・」などとその場では思ってしまい、気が付くと症状が悪化してしまっているというケースが非常に多いのが実情です。うつ病の場合は治療に1年以上を要してしまうケースも多くあります。上記のように「いつもと違う」変化を感じ始めて2週間経過しても同じ状態である場合は、勇気をもって専門家に相談することをお勧めいたします。
また、自分でストレスを減らすこともできます。特別なことをする必要はなく、日頃のちょっとした意識や取り組みでできます。
ではどのようにすればよいでしょうか??次回、触れさせていただきます。
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