今回を含めて3度にわたり、メンタルヘルス対策について触れさせていただきました(初回では「ストレスをためてしまう主な原因などについて」、前回では「ストレスへの気づき方など」)。
最近では、「働き方改革」とテレビやマスコミなどで取り上げられているのを見かける方も多いかと思いますが、働き方改革もメンタルヘルスとは密接な繋がりがあります。
今は、仕事もプライベートも充実している場合でも、決して他人事ではありません。また、部下や後輩の面倒をみている責任者の方も一人の従業員ですので、部下や後輩の変化に気づくことだけでなく、自分のストレスをためないようにすることも重要です。
ただ、日頃の多忙な生活の中、ストレスを感じてしまった場合にはどのようにすればいいのでしょうか?
今回は、自ら行えるストレスのセルフケアについてご案内いたします。
ストレスを軽減しよう!
ストレスの軽減というと何か特別なことをしなければならないのかと思ってしまうかもしれませんが、そのようなことはありません。日頃のちょっとした意識と取り組みによってストレスを軽減することができます。
①睡眠をしっかり取ること!
・睡眠不足は仕事の効率低下を招きます。また、仕事の効率が下がると必要以上に時間を費やしてしまい、
残業が増加します。すると帰宅時間・就寝時間も遅くなり、睡眠不足へと連鎖してしまいます。
この連鎖がうつ病への原因となってしまいます。
・夜勤明けで帰宅をした場合は、できるだけ眼に光を入れないようにするのも有効です(睡眠に入りやすく
するため)。
②運動を適度にすること!
・適度な運動は深い睡眠へと繋がりますので有効です。
・運動をすると、爽快感が得られるためストレス解消に効果的です。
③食事も重要!
・食事は体だけでなく、心の健康にも影響します。マグネシウム(ナッツ類・大豆等)、カルシウム(牛乳
やヨーグルトなどの乳製品・小魚等)は精神を安定させる効果があります。
④リラクゼーションも効果的!
・ヨガ・音楽・アロマなど、自分にあったリラックスの仕方を見つけてみましょう。
・静かな環境で行うと効果的です。
⑤ソーシャルサポートを受けることも一つの手段!
・困ったら相談できる人間関係(同僚・知人等)を構築しておきましょう。
・助けを求めることは恥ではありません。
・逆に相談されたら乗ってあげましょう。
それほど難しい内容ではないと思います。ぜひご参考にしてください。
最後に
日々の生活の中でストレスを感じてしまうことは仕方のないことです。ただ、これらのことを少しでも知っておけば、いざ不調を感じたときに、抱えこんでしまうことなく、対処を心がけるだけでメンタルヘルス不調になるのを防げる可能性があります。(しかし、それでも改善されない場合は、勇気をもって医師などの専門家に相談することをお勧めいたします)
ストレスがたまらないことに越したことはありませんが、もし「おかしいな」と感じたときはまず試していただければと思います。
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