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【RMU初代新人王】心優しきゲイ雀士、今井伸吾の懐の深い麻雀

【RMU初代新人王】心優しきゲイ雀士、今井伸吾の懐の深い麻雀

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RMU第一期新人王という輝かしい実績を持つ麻雀プロ、それが今井伸吾だ。「ゲイ雀士」という個性的な異名を持つ今井は、そのキャラクターで人気を博し、現在は最高位戦日本プロ麻雀協会に所属を移して一層活躍の場を広げている。楽しく麻雀を打つことをモットーに、麻雀ファンをさらに増やしていきたいと述べる今井。様々な麻雀店にゲストとして積極的に参加し、麻雀を通じた交流の輪を広げている。今回はそんな今井のプロフィールや雀風を深掘りしていく。

目次

今井プロの基本情報・プロフィールデータ

©最高位戦日本プロ麻雀協会
名前 今井 伸吾(いまい しんご) 
異名 ゲイ雀士
生年月日 1977年2月22日
出身地 静岡県
血液型 B型
本人公式SNS Twitter
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
プロ入会年 2015年
主なタイトル RMU第1期新人王
2019四神降臨団体戦優勝

麻雀プロと並行して、バーでの仕事もこなす今井。真面目で人当たりのよい性格から、今井のファンも多く来店する。その人柄は業界内でも人気を博しており、他の麻雀や麻雀店関係者などに留まらず、同じ境遇の同性愛者の友人など、とても広い人脈があるようだ。その性格やキャラクターで麻雀業界を盛り上げる、今井の活躍から今後も目が離せない。

経歴

2014年:麻雀部MJC 設立
2015年:RMU 入会
2019年:RMU 第一期新人王
2019年:2019四神降臨団体戦 優勝
2021年:最高位戦日本プロ麻雀協会 入会

麻雀との出会い・きっかけ

今井プロの麻雀との出会いは高校時代。父の持っていたビデオゲームで麻雀をプレイしたのがきっかけだ。その後、大学を卒業して東京で就職した今井。しかし、長年仕事をするうちに当時の生活に疲れを感じ始め、10年務めたところで職を手放し、地元の静岡に帰った。そのとき、ふと対人での麻雀をしたくなったという。そこで今井プロは地元の麻雀サークルに参加し、本格的に麻雀に打ち込み始める。初めて雀荘に入ったのは30代前半の頃で、再び東京に戻ってきた際には毎日のように健康麻雀に通い詰めていたそうだ。

通っていた雀荘でRMU所属の初音舞と出会い、2人は麻雀以外のことも話すような仲に。初音からプロに誘われるも、当時サラリーマンだったことから「楽しく麻雀ができればいい」と考え、そのつもりはなかったと語る。しかし、初音から猛烈な勧誘を受けて、プロ入りを決意。2015年に見事RMUに入会を果たした。2021年に最高位戦日本プロ麻雀協会に移籍し、現在はプロ雀士としての麻雀店勤務、ゲスト活動のほか、MJC(都内Gay麻雀部)の部長やバーで勤務しながら、着々と実力をつけて実績を積んでいる。

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今井の打ち方や雀風

画像中央が今井プロ RMU新人王戴冠時の表彰写真

今井の雀風は鳴きもメンゼンも駆使して高打点を作りながらアガリを目指す、丁寧な打ち筋のバランス型。リスクリターンが見合わない場面では無謀な勝負にはいかず、自分の手の価値をしっかりと高めてから勝負に打って出る。勝負どころでは力強く踏み込んでいくのも、今井の魅力だ。リターンがあるとみるや、リスクを恐れずに積極的な選択で果敢に攻めていく。このメリハリと思い切りのよさが、今井の強みといえるだろう。

今井の対局時の様子

EX風林火山新メンバーオーディション #8 1回戦 2021/6/15日対局

©ABEMA

丁寧な手組みで数多くのアガリをモノにしたのがこの試合。東1局一本場、今井はカンチャンでの先制テンパイを入れるも、ピンフ、三色の変化をみてダマを選択。数巡後にピンフの変化をとらえてリーチ、そのままツモって1300 2600のアガリをきめる。

南2局、今井は配牌でドラドラのチャンス手。一刻も早くテンパイしたいところだが、今井は焦らずペンチャンを外してタンヤオピンフの良形を作りにいく。この選択が功を奏し、中盤にはなんとドラを4枚内蔵した高めタンヤオのリャンメンテンパイ。ライバルからの直撃に成功し、見事12,000点のアガリとなった。アガリ目の薄い目先のテンパイに走らず、丁寧にアガリに近づく手組をする今井の手順が光る試合となった。

【6/18(金)20:00】EX風林火山新メンバーオーディション #8【今井伸吾 vs 井上絵美子 vs 川原舞子 vs 近藤千雄】

EX風林火山新メンバーオーディション #8 4回戦 2021/6/15日対局

©ABEMA

今井の打点意識の高さがうかがえる試合がこちら。なんとしてもトップを取らなければいけないこの試合、今井は東1局で痛恨の跳満親かぶりをくらい、ライバルにリードを許してのスタート。東2局、今井は第一ツモで役牌2つが対子のチャンス手。しかし現状はホンイツも遠く、あまり高打点の見えない手だった。

今井は役牌をポンしてドラを一枚持ってくるも、ドラを手放せば1,000点の両面テンパイという状況になってしまう。だが、ここで今井はドラを手放さず、ドラを使ったカンチャンに構えることを選択。もう一方の役牌をポンできればさらなる打点アップも見込める構えだ。ここはそのままツモって2翻のアガリとなったが、今井の高打点を求める姿勢が光る一局となった。

【6/18(金)20:00】EX風林火山新メンバーオーディション #8【今井伸吾 vs 井上絵美子 vs 川原舞子 vs 近藤千雄】

四神降臨2019クライマックスSP四団体対抗戦 2019/12/29

©麻雀スリアロチャンネル

今井のメリハリのある押し引きが見られるのがこちらの一局。今井はカンチャンで役なし、ドラなし、先制テンパイを入れた。親番ということもあって即リーチも考えられる場面だが、ここはタンヤオや三色の変化をみてダマを選択する。だが、変化を待つうちに他家からのリーチが入り、次順で危険牌をキャッチ。今井は一度安全牌を切ってテンパイを崩すも、攻め返せる形をキープした。そして次順、残っていたカンチャンが埋まって高め跳満の5面張テンパイが入る。これならばと、今井はフリテンリーチを敢行。これを見事にツモって4,000オールのアガリを決めた。受けに回りつつも打点のタネは残し、かみ合った時には迷わず攻める。今井の鋭い押し引きが光った一局だ。

【12/29(日)12:00】四神降臨2019クライマックスSP四団体対抗戦

今井のSNSでの評価・評判

SNSでは、ゲイ雀士という個性的なキャラクターに関する書き込みが多く見られた。また、麻雀ファン、麻雀プロからその魅力的な人柄で人気を博しており、雀荘のゲストとしても各所から引っ張りだこだ。

ワイルドな外見でイケメンとの声も多く見られた。対局中の凛々しい姿にも注目だ。

ゲイ雀士という個性的な肩書きで活動する今井。その影響力は麻雀ファン以外へも広がっているようだ。

様々な雀荘でゲストとして招待されている今井。その人柄やキャラクターから、今井に会いたいという人は後を絶たない。

今井のニュース・こぼれ話

今井が部長の麻雀部MJC、創設8周年を迎える!

今井は、ゲイが麻雀で交流できる場として麻雀部MJCを創設し、発足当初から現在まで部長を務めている。2021年7月現在、MJCは8年目を迎えており、麻雀を通じて交流の輪を広げる場として活動を続けている。麻雀プロが講師として参加することもあるようで、交流の場であると同時に、麻雀の上達につながる貴重な場にもなっているようだ。

「ゲイ雀士」を名乗り始めたきっかけ

今井がまだプロではなかった時代、通っていた雀荘で初音舞に出会う。RMUに入会したのも、初音の紹介を通じてだった。その初音にはゲイであることをカミングアウトしていた。麻雀プロになるにあたって隠し通すのも難しく、話題になると考えて、入会時には最初からカミングアウトしていたそうだ。カミングアウトしたことによって、色々な人と関われるようになったと語る今井。現在では、カミングアウトしてよかったと語っている。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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