雀魂も天鳳の大会部屋同様、ルールを任意に設定して遊ぶことができるのですが、今月24日に「雀魂の愉快な仲間たち」主催のオールドスクール杯が開催されました。一発裏赤ドラ、ノーテン罰符すらない硬派なルール。抜きドラ有りの三人麻雀とは対極に位置するルールですが、ノーテン罰符がないことからテンパイからの降り、ダマテンを警戒しての降りの頻度が増え、よりシビアな押し引き判断が求められるという点では、案外近いところがあるのかもしれません。真逆であるからこそ共通項が見出せるというのも面白いところですね。
▼雀魂牌譜
東1局
9巡目 東家はダブをポンしてホンイツ傾向ですがマンズ待ちも否定できないところ。ホンイツならドラがあれば跳満以上、通ってない牌が浮いているチートイツ1シャンテンで押すのは厳しいので切りで引きます。
14巡目 一旦引いたところからテンパイすることも三麻ではよくあります。単騎が単騎の選択。アガリを目指すなら使われてなさそうな単騎に受けたいところですが、巡目も深く、がシャンポン待ちに当たるケースを恐れて切りとしました。
しかし、これはほぼ降りるつもりであったがために、親の手順をよく見ていなかったが故の甘い選択だったように思います。ポイントは9巡目の手出しから、更にと手出しを挟んでいること。打の時点でが浮いている1アタマ+2ターツの1シャンテンであれば、安牌になりやすい2枚切れをより残しそうなものですし、それ以前に河の切れ具合から2ターツの候補が見当たりません。
よって考えられるのは、単騎待ちからの手変わりに他ならず、単騎からあえて他家に使われやすい単騎に待ちを変えることは考えにくいのでは通ると言えそうです(単騎を含むテンパイならややもありますが、よりを先に切っていることから今回はそのケースも除外できる)。候補はか単騎、あるいはかで待ち。ダブドラ2で親満貫なので、トリッキーな打ち手ならむしろ単騎に受けていたかもしれません。
次巡のツモでいずれにせよ降りてそうなので、単騎に受けられたとしても結局アガられてそうです。しかし押したいだけの理由があったにもかかわらず待ち読みを放棄したうえに、安全策とも言えない打牌をしてしまったのは甘いと言わざるを得ません。「シビアな押し引き判断」を突き詰めていく必要性を改めて痛感させられました。
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