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第156回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第156回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ           

メンテが明けて新イベントが始まりました。イベントの詳細は第126回のものとほぼ同じ。今回は端午の節句にちなんで「ちまき集め」。中華圏では旧暦の5月5日に端午節が行われますが、新暦で言えば今年は6月25日。まさに今日なんですね。

左側の子が新キャラの「雛桃」ちゃん。新キャラの書き下ろし絵がイベントで登場するのは今回が初めて。つまり公式の推しキャラに違いありません。早速神社に祈願しにいきましょう。

10連祈願で一発ツモ!イベント中は新キャラのピックアップ率がアップしているので、苺…じゃなくて桃ちゃんをゲットしたい方は今すぐお賽銭を弾みましょう(笑)

雀魂牌譜

東3局

 

本日は「雀愉」の友人戦から。雀愉は麻雀覚えたての入門者から熟練者まで誰でも大歓迎。下家の方はまだ麻雀を覚えて間もない方ですが、メンバーの指導もあってか順調に上達されています。

配牌で早くもチートイツ1シャンテンですが、ポンすればホンイツかトイトイの2シャンテン。仕掛けがきく2シャンテンならその方がアガリやすそうなうえに、ダブで高打点が見込めるのでポンします。もちろん先にテンパイする牌を引いた場合はチートイツに受けますし、ポンできる牌が出てもポンせずにアガリやすい単騎を待ってリーチします。1手差が覆るケースは結構ありますが、2手差が覆ることは滅多にありません。

トイトイはシャンポン待ちにしかなりませんが、ホンイツはリャンメン待ちに変化することも、更にトイトイがついて跳満になることもあります。よってホンイツとトイトイならホンイツを選ぶことが多いですが、鳴きやすさに大きく差があればトイトイを選ぶ場合もあります。ホンイツの方が変化では有利だが、アガリやすさはこの限りではないということですね。

 ホンイツの受け入れを増やす牌は他にもありましたね。トイトイには無いメリットです。もちろん受けを残すのですが少しだけ懸念事項があります。

それはシャンポンテンパイになった場合に、4枚目のをカンせずに引っ張ったことからの周辺にメンツ候補があり、と何かのシャンポン待ちがかなり読まれやすくなること。逆にをカンするなりツモ切りするなりすれば、トイツ持ちは他家からすれば想定外。がロスになるとはいえ、それと同程度にがポンしやすくなることでテンパイ率を補うことが出来るのであれば、テンパイ時のアガリやすさを踏まえればを残さない選択も十分あるように思われました。

下家の方もこちらの露骨なホンイツを警戒してマンズで降りていましたが、ここで手詰まりになりで放銃。単純な牌の組み合わせだけならが少なく、順子で使うことができないの方がトイツで持たれている傾向があるのでが通りやすそうという考えになります。

しかし、「組み合わせの出現率」を踏まえればこそが本命。最も通りやすいのはでしょう。リャンメンで当たるとすればからのチーですが、この形ならその前のをチーしてテンパイに取りそうなもの。カンチャンはからチーでリャンメンテンパイに取らなかったことになるので除外。3枚見えなのでシャンポンはなく、他の待ちに手変わりさせなかったことから単騎も有り得ません。

もしここからを切るようなら初心者ではなく初神者。を切ってしまうことは致し方ないことですが、麻雀で必要な技術はどんなに高度であっても、ルールを覚えるうえで身につける知識の延長線上にしかないということにも気付かされます。単に初心者には難しいで済ませず、延長線上の境地にたどり着けるための線路を引くことも、指導者の役割ではないかと思わされたことでした。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
「咲-Saki- 全国編」とのコラボも決定!

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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