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第161回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第161回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ           

雀魂に限らず麻雀界隈を大いに盛り上げているのが「雀魂系Vtuber」ですが、この度雀魂系人気Vtuberと雀愉勢3名の交流戦が行われることになりました。

雀魂の段位別(魂天、雀聖、雀豪、雀傑)に代表を3人選ぶことになるのですが、雀聖からはエントリー6人。まず6人のうち4人が第一次予選を行い1着勝ち抜け、4着敗退。2位と3位の2人は第二次予選に回り、残った4人の中で上位2人勝ち抜けという形式で決めることになりました。この方式なら2戦だけで決着がつけられるうえに6人とも代表に残れる確率は平等。私は第一次予選からの参加となりました。

雀魂牌譜

東2局

ツモでも手が進む打一択に見えますが、少考の末打。打としてツモでも最序盤なら打で最大限タンヤオを追いそうなもの。から切ればドラ2枚引きのピンズリャンメン、ツモでドラかイーペーコーが更につくピンズリャンメン。ツモで一通目と、先にピンズを引いた時に残しを活かせる変化が残ります。正直上手ぶってるだけな気もしますが、1巡目かつトップの価値が大きい対局であることを踏まえて大きく構えました。

東3局

を鳴けば満貫1シャンテンとはいえ、悪形残りのうえに親がをアンカンしてリーチ。安牌が増えたからとスルーして降りるのが無難そうではありますが、「ほぼノーヒントリーチにつき悪形待ちの可能性が高い」「序盤で待ちが絞れないので無スジを切って放銃する可能性が低い」とも言えます。前半部分に挙げた引き寄り要素を後半の押し寄り要素が辛うじて打ち消しているとみて鳴いて打

満貫テンパイとはいえ残り2枚のカンチャンとなると降りることも考慮していましたが、考慮するような危険牌を引く前に運良くツモれました。

東4局2本場

 一見ピンズホンイツまでみて打とするところですが、打としてもツモで一通が完成して1シャンテンになった場合、ツモテンパイなのでを残して字牌を切るところ。字牌から切ってを残せばツモでもテンパイする受け入れを増やすことができます。どっちが価値が高いかは微妙なところではありますが、同程度なら後から切って他家に鳴かれてアガられてしまうことを防ぐうえでも役牌から切ることが多くなりました。

一通…と思いきや何と純チャン三色ドラ1テンパイ。こんな形で残しが活きるとまでは思ってませんでした。これをアガれば余裕あるトップ目に立てましたが残念ながら不発。

南3局

と考えればツモ残しが活きるのが分かりやすい。のトイツを落とします。

安手悪形残り1シャンテンで上家からリーチ。トップを守る価値が大きいとはいえ基本は引かざるを得ませんが、唯一の現物切りでメンツを抜くとアガリの可能性がほぼ無くなります。が通ったのでリャンメンに当たらず、手順からリャンメン以外にもほぼ当たらない牌。当たらないと分かっているなら少しでもアガリのチャンスを残します。

鳴くとのみ手悪形かつフリテン。まさに最低のテンパイですが切る牌は現物。ノーリスクでアガリを取れるチャンスが出来たのでテンパイには取っておきます。麻雀はどこまでいっても、取りうる選択肢の中から一番マシな打牌を選ぶのみです。

下家からもリーチが入ったうえに対門もテンパイしてそうですが、危険牌を引いてくる前にまさかのツモ。は対門、上家のアガリ牌でもありました。このアガリが功を奏してトップを維持したまま対局終了。終わってみれば運良く薄いアガリ牌を引き続けて勝っただけとも言えますが、テンパイを入れなければ運勝負にすらならないのが麻雀。運勝負にまで持ち込むために手順を尽くすことを怠らないようにしたいものです。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
「咲-Saki- 全国編」とのコラボも決定!

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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