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第170回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第170回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。

初回はコチラ

先日の交流戦の配信中にも度々その名前が登場した最強麻雀AIことSuphx。現在麻雀ウォッチで戦術本「Suphxの衝撃」をレビュー中ですが、打ち筋で特徴的なのが、(字牌を重ねる価値が特別高い手でなければ)生牌字牌を早めに切って1枚切れ字牌を残す打法。攻撃面では生牌も1枚切れも大差ない一方、守備面では有意に差がつくので1枚切れ字牌を残した方がよいという考え方です。
 
個人的には、生牌字牌の放銃率が特に高くなりやすい三人打ちにおいては、本書の登場より前に生牌字牌先切り打法を試みていましたが、これからは四麻でも取り入れてみることにいたしました。もちろん大事なのは1枚切れ字牌を残すことそのものではなく、将来の他家の攻撃も踏まえたうえで手牌の価値を高めることですから、上辺だけの物真似にならないよう注意したいですね。
 

雀魂牌譜

東1局0本場

 

くっつきからの純チャン三色もあるので客風切り。平均以上の配牌なので、一応四風連打ケアのためにから切りました。(南家がを合わせ打つことが少ないので)。

ダブなら重なれば鳴いても高いのでなおのこと1枚切れ残しとを切りましたが、この手ならメンゼンでテンパイすることも多いので、単純に重なりやすい生牌を残した方がよかったかもしれません。

字牌が2度もかぶってしまいましたがようやくテンパイ。の3枚よりは残り1枚のでアガれることの方が多そうですが、純チャンならツモ裏で6000オールに届くこともあり打リーチを選択しました。

…この時は単騎だとリーチして出アガリ9600止まりだと思っていたのですが、雀魂は連風牌対子が4符なので実は11600。それなら安めのない単騎リーチがよかったですね。

最後のツモでを引いてアガリ逃し。ちなみに1年前にも似たようなミスをしてしまっています。中々無いケースだからこそ、実戦でその都度判断していかなければなりませんね。

東2局

ポン打。役牌2つにホンイツかトイトイかチャンタドラ1で満貫。麻雀は満貫に届かないうちは1翻で打点が2倍。受け入れ枚数の量よりも質を優先しましょう。

残りの浮き牌が全て満貫以上〜倍満まであると考えれば、シャンテン変わらずの仕掛けですがポン打という発想に至ります。

手拍子で生牌のを切ってしまいましたが、序盤で重なれば即テンパイ、他家もこちらの仕掛けに押しづらいので、将来生牌字牌が危険になるリスクが少なく、1枚切れ字牌単騎になっても他家から出アガリが期待しづらい。これははっきり生牌字牌を残すべきでした。

ものの見事にがかぶってしまいました。下家にテンパイが入ったのでが出てきましたが、またもやアガリ逃しになるところでした。上辺だけの物真似とは、まさに私のことです。

南4局

の選択。順子でも使える数牌は字牌と異なり基本は枚数重視ですが、枚数が同じなら字牌同様、「見えていない牌がトイツ以上で持たれている」可能性を考慮してに受けます。

対門からすぐが出てトップ終了。はトイツで持たれていました。もしに受けていれば上家のホンイツにアガられて逆転されていました。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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