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ネマタの麻雀講座 第23回 「待ち選択 その2」

ネマタの麻雀講座 第23回 「待ち選択 その2」

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シャボ待ち

 一般的に、待ちが複数ある方が他家から出アガリしやすいので、中張牌待ち同士であってもカンチャン待ちよりはシャボ待ちの方がアガリやすくなります。ただしアガリ牌が4枚であることはカンチャンと変わらないのでそれほど差があるわけではありません。カンチャンが残り4枚、シャボが1枚切れで残り3枚なら基本は前者を選びます。

 スジ待ちになっている場合はカンチャン待ち同様アガリやすくなりますが、カンチャン待ちに受けた場合もスジ待ちになる場合は、シャボの片方は無スジなら4枚ともスジ待ちになるカンチャン、両方ともスジならカンチャン<シャボでシャボを選べばよいでしょう。

 シャボ待ちは19字牌が待ちになることもあります。19牌は無スジであっても、スジ28とスジ37の中間程度には出アガリが期待できます。

 字牌待ち、あるいは19牌のスジ待ちといった、他家から見てシャボか単騎にしか当たらない待ちになるとスジ待ちカンチャン以上にアガリやすくなります。ここまで来るとアガリ率でもリャンメン待ちに匹敵します。役牌雀頭のリャンメン待ちと、役牌含みのシャボ待ちとの選択なら、役牌の1翻がある分シャボ待ち有利になることが多いです。

 ただし、スジ待ち同様、「他家から出やすい」ことが前提であることには注意が必要です。「選択」には打ち手の意志が介在する以上、一般論が個別の局面にそのまま適用できない例も増えます。待ち選択は特に結果に影響が出るところなので、いつ基準から外れた選択をするべきなのか、実戦で思考を集中させたいところです。

タンキ待ち

 自分で1枚使っていて残り3枚なので、残り4枚の待ちよりはアガリにくいですが、無スジ19タンキについては無スジ28カンチャンよりは若干アガリやすく、字牌やスジ19タンキについてはリャンメン待ちに匹敵します。

 また、手変わりが豊富という特徴があります。基本は手変わりを待たずに即リーチすることが多いですが、タンキの場合は例外が増えます。これについては手変わり判断の回で扱うことにいたします。

複合待ち

 麻雀の待ちは大きく分けてリャンメン、カンチャン、ペンチャン、シャボ、タンキの5種類ですが、これらが複合するケースがあります。よくあるのがタンキとリャンメンの複合である3345のような亜リャンメン待ち、タンキ同士の複合である3456のノベタン待ち。これらは待ちが2種6枚なので、リャンメンとカンチャンの中間程度のアガリ率と見積もればよいでしょう。

 リャンメン同士の複合である34567のような3メンチャン。9巡目リーチで他家が全員降りるとしてもアガリ率60%強。タンキ待ちを含まない多メンチャンとしては最もアガリ率が高い待ちになります。

 複合待ちについては、「何待ちなのか正しく認識できるか」という認知能力が重要になります。「もっと勝つための現代麻雀技術論」第35回で紹介させていただいた、「多面張理論」を参考にしていただけると幸いです。実戦で複雑な待ちができることはそれほど多くはないのですが、難しい待ちをすぐ見抜けるようになれば、受け入れを見落とすような、「認知」の段階のミスが減らせます。時間が空いた時にでも、多メンチャンの待ちを見抜くトレーニングをしてはいかがでしょうか。

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

サイト:現代麻雀技術論
著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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