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ネマタの麻雀クイズ王 第26回

ネマタの麻雀クイズ王 第26回

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次のうち、実在する麻雀ゲームソフトのタイトルは?

①麻雀検事②麻雀警察③麻雀警部④麻雀刑事

選択肢の中に昨今の麻雀界隈を象徴させる言葉が混じっていますが他意はありません。正解は④の「麻雀刑事」。2001年7月にゲームボーイアドバンス初の麻雀ゲームソフトとして販売。2008年10月にはiPhone用麻雀アプリとしても配信されました。任天堂の「役満アドバンス」(2001年10月発売)より先に発売されていたという事実に今更ながら驚かされました。

時系列的には第21回の後。このソフトも高校時代結構遊びました。「ストーリー対局」では、プレーヤーは警視庁麻雀特捜課の新人刑事として、次々に起こる怪事件を解決していくのですが、事件の名前が「 富山城若旦那ぐるぐる盗難事件」のように、予め用意された「刑事ドラマにありがちな適当な言葉」をつなげただけのものだったりします(笑)

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聞き込み…という名の麻雀対局(何事も麻雀で解決が麻雀ゲームの基本)でノルマを達成することで犯人に関する情報を入手し、容疑者の顔写真(予め用意された顔のパーツの組み合わせ)と照らし合わせて犯人を絞ります。捜査の期限は7日間。そのうち犯人に関する情報が得られるチャンスは5回。3回成功すればほぼ特定出来ますが、特定できなければあてずっぽうで犯人を指定することになります。

指定した人物が犯人であっても、容疑を認めさせるにはまたしても麻雀。容疑者にトップを取らせなければ逮捕成功。犯人逮捕を繰り返して麻雀刑事としての名声「伝説度」を上げ、伝説度が100%になるとゲームクリア。晴れて「伝説の麻雀刑事」として歴史を名に残すことになります。

プレイヤーは同僚の刑事とともに事件を解決していくのですが、何日か立つと特定の刑事が何者かに襲われるイベント発生。犯人をラスにすることができなければ殉職してしまいます。仮に助けることに成功しても、数日後にまた同様のイベントが起こっていずれは殉職。その後新しい刑事が部署に入ってくるのですが、それから数日経つと今度はその新人刑事が再び何者かに襲われて殉職…という流れを繰り返します。大切な仲間が死んでいくのにこんなに笑えるゲームもなかなか珍しいかもしれません(笑)

ちなみに私は、ここで犯人を逮捕できれば伝説度100%達成でゲームクリアというところで、同僚刑事のラス確和了(当然ながら当時のCPUが順位を考慮した打ち回しなどするはずもない)により捜査失敗。伝説度が大幅に下がって心が折れてしまい(受験が近かったというのもありますが)、それ以来この麻雀ゲームをプレイしなくなりました(笑)

とはいえ、それまでの麻雀ゲームにありがちだった、CPUの露骨なイカサマは見られず、ルールも2000点持ち一発KO東風戦、5の数牌が全部赤ドラの超インフレルール等バリエーション豊か。麻雀ゲームとしての完成度は結構高い作品でした。

オンライン麻雀が盛んとなった今ではなかなかこの手のゲームを遊ぶことが無くなりましたが、今の技術をもって、麻雀対戦を積み重ねて実績を解除し、それによってストーリが解放されていくようなゲームが遊べたら面白いかもしれませんね。

麻雀クイズ王第27回

流局(荒牌平局)した場合、配牌から流局までに一人の打ち手が牌をツモる回数の最小値は?

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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