麻雀クイズ王第27回 #クイズ
— ネマタ (@nemata1632) July 4, 2020
流局(荒牌平局)した場合、配牌から流局までに一人の打ち手が牌をツモる回数の最小値は?
流局(荒牌平局)した場合、配牌から流局までに一人の打ち手が牌をツモる回数の最小値は?
麻雀と一口に言ってもルールは様々ですが、当記事のクイズは特に断りが無ければ、ルールはMリーグ準拠とお考え下さい。荒牌平局とは、九種九牌や四風連打のような途中流局ではない流局のこと。つまり配牌が終わった段階で残りツモは70回。鳴きが入らなければ、東家と南家は18回、西家と北家は17回ツモることになります。最小値なので、ツモ回数が少なく最後にツモ番が回ってくる北家について考えます。
北家がツモる回数をなるべく減らすのですから、西家の牌がことごとく鳴かれるケースを考えます。西家の第1ツモの時点で残りツモは70−3=67回。をツモ切ると東家がポン。西家の第2ツモで残りツモは67−2=65回。をツモ切るとまた東家がポン。西家の第3ツモで残り63回。をツモ切るとまたまた東家がポン。西家の第4ツモで残り61回。をツモ切るとまたまたまた東家がポンして大三元の裸単騎テンパイになりました。余りの事態に観戦者の誰もが驚いています。
西家の第5ツモで残りツモ59回。をツモ切ると今度は南家がポン。西家の第6ツモで残りツモは59−1=58回。をツモ切るとまた南家がポン。西家の第7ツモで残り57回。をツモ切るとまたまた南家がポン。西家の第8ツモで残り56回。をツモ切るとまたまたまた南家がポンして大四喜の裸単騎テンパイ。大変な事態に観戦者の誰もが狼狽えています。
西家の第9ツモで残りツモ55回。をツモ切ると今度は北家がのリャンメンでチー。西家の第10ツモで残りツモは55−3=52回。をツモ切るとまた北家がリャンメンチー。西家の第11ツモで残り49回。を切るとまたまた北家がリャンメンチー。西家の第12ツモで残り46回。をツモ切るとまたまたまた北家がリャンメンチーして緑一色の裸単騎テンパイ。驚天動地の事態に観戦者の誰もが目を白黒させています。
西家の第13ツモで残りツモ43回。ここで西家がをアンカン。嶺上牌をツモって残り42回。西家がまたをアンカン。残り41回。西家がまたまたをアンカン。残り40回。西家がまたまたまたをアンカン。四暗刻四槓子の裸単騎テンパイ。空前絶後の事態に観戦者の誰もが気を失ってしまいました。
大三元と大四喜の包に加えて、あまつさえ北家に緑一色のテンパイを入れさせた西家の配牌は。リーチをかけなかったのはダマ安目でも倍満あったのに加えて、リーチすると後からをカンすることが出来なくなってしまうためでした。
残りツモ39回。西家が力強く嶺上牌をツモりますが、ツモったのは北家に振れば緑一色の。やむなくを切って単騎に受け変えます。
そしてようやく北家の第1ツモが回ってきました。ここから流局までにツモる回数は北家東家南家が10回、西家が9回。よって正解は「10回」。流局して手牌を公開すると、勿論全員が単騎。どんなに奇跡じみた展開になっても、麻雀牌には同じ牌が4枚しか無いのでツモれることは決して無かったのでありました(笑)
当初は「最大値」を答えさせる問題にする予定でしたが、実は既に麻雀ウォッチ内で出題済み。最大値は27回になります。
麻雀は最初の時点でツモの回数に差があり、鳴きによっても差がでるので公平とは言えません。ツモ数の平等性や、偶然性を減らすという観点から、「王牌を用いない」「鳴きは全て自分の手番で行う」「カンしたら牌をツモらず打牌もせずに手番を終了する」というルールを個人的に考えてみました。
とはいえ、鳴きに関するルールがこのようなものであったからこそ、数々の名闘牌が生まれたというのも事実です。麻雀のルールは上手くできているとは言い難い部分も多いですが、だからこそ麻雀というゲームに惹かれたという側面も否定できませんね。少なくとも今回のような麻雀クイズが出題できるという利点があります(笑)
麻雀クイズ王第28回
次の手牌が振聴でない聴牌を保ちながら清一色の三門張になった場合、ツモった牌は最小で何枚?