Q163
ドラ表示牌を残すリスクもあるので打が実戦的ではありますが意外と考えることが多い問題。
ツモアガリ確率計算機では、ツモで完全1シャンテンになった場合に、
を引くとタンヤオがつかない、ツモ
ならチートイツとの両天秤になるということもあり打
の方が若干有利となりました。
ソーズがなら基本打
が有力のようです。
ピンズはを抜くと良形変化の多い
が残ります。
ツモなら
が残っていた方が受け入れで勝ることもあり、今回は5巡目なら打
のシャンテン戻しよりは、1シャンテン取りに分があるとみます。
Q164が無ければ、三色よりはイーペーコーになりやすく、ツモ
でもリーチして高め
で満貫になるなら打
有利と見ましたが、ツモアガリ確率計算機ではそれでも打
有利となりました。
高めイーペーコーになった場合は安めが出やすいことも考慮するとなおのこと打
に分がありそうです。
どうしても「満貫で十分」と考えて跳満以上の可能性を過小評価しがちになります。
打ツモ
も、
リーチよりはカン
リーチ(またはカン
ダマ)を選択した方が有利なことが多そうですね。
Q165
目先の受け入れより、アガリに近い段階の受け入れを重視。タンヤオがなくても打とします。
これまでも何度となく取り上げてきた3トイツの問題ですが、3トイツについては、「目先の受け入れはカンチャンに比べて2枚少なくなる」ということだけ押さえておいて、
後は一手先の形で判断するのがよいでしょう。
つぶやきへのコメント
基本は実戦を数多くこなして、疲れたり集中力が途切れたりしたら牌譜を見直すくらいがちょうどいいと思います。
ツイッターで盛んに牌譜検討をしている人に伸び悩んでいる人が多い一方で、
もくもくと打っている人がたまにつぶやいたと思ったら昇段報告だったという例をよく見るのでなおさらそう思わされます。
Q166
メンゼンのアガリ率ならが勝り、
を切ってもタンヤオ変化は残るので打
も考えられますが、打
として先にメンツが出来た場合も、巡目が深くないなら更に打
としてシャンテン戻しが悪くなく、
や
にくっついてタンヤオに移行する場合は
が残っていた方がもちろん有利なので先に打
がよいでしょう。
Q167
基本は面子候補が2つある方が1つある場合よりテンパイしやすいので、打が受け入れ最大であることには気付きませんでした。
打ツモ
でもテンパイすることを見落としやすいのが理由でしょうか。もちろんよりよいテンパイ形優先ですので打
よりはマンズ落とし。
ドラ表示牌がなら
を先切りしてもアガリやすいとは言えないので、
ツモがある打
とします。ドラ4mでないなら三色変化もあるのでなおのこと打6mです。
なお、打ツモ
なら、今度こそ打
が有利そうですが、ツモアガリ確率計算機上では打
有利。
結構違和感がありましたが、打ならツモ
でツモアガリ時は符ハネすること、4枚目の
でもテンパイしその
は赤ドラであることが要因のようです。
手牌の枚を赤
にすると、今度はほぼ互角、巡目が深いなら打
寄りになったので、実戦では打
に分がありそうです。
Q168
打としても123三色になる受け入れが増えるわけではなく、打
ツモ
よりは打
としてトイツがアンコになった1シャンテンの方がよい手。
を残して良形変化は三色が崩れるのでメリットとして弱く、
はあるとはいえ1枚のみ。
先切りで
がどの程度出やすくなるかが分からないのではっきりと結論は出せませんが、この形なら打
としています。
つぶやきへのコメント
麻雀卓が手積みから全自動卓に移行する際も、同じような疑い(うまく混ざらずに牌が偏るではなく、特定の打ち手が有利になるような操作がされる)を持つ人が少なくなかったそうです。
今となっては信じ難いことですが、機械そのものが珍しかった頃は、機械の中に人がいると本気で信じていた人が珍しくなかったのと似たようなものかもしれません。
オンライン麻雀発足当時に比べればその手の話もだいぶ聞かなくなりましたし、麻雀を覚えたのもネットで、卓を囲んで打つ経験自体があまりない層には、
そのような疑いを持つ人が見かけられないことからも、この話もいずれ過去の産物となるかもしれませんね。
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