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ネマタの戦術本レビュー第308回「手作りと押し引きの鉄戦術  著:福地誠 その15」

ネマタの戦術本レビュー第308回「手作りと押し引きの鉄戦術 著:福地誠 その15」

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Q59 打

 チートイツのみ1シャンテンで切る牌が無筋。これははっきり降り有利と言えます。今回は打から結果的にマンズのチンイツをアガったとありますが、「降りるとしてもベタ降りになるとは限らない」というのも引き寄りになる理由の一つです。

Q60 打ダマ

 安牌が無いとはいえ、このまま追いかけリーチを打つには見合わない手で、手変わりして良形テンパイになるなら今度は押し有利になる手。役無しダマが有力になるケースは少ないですが、この状況ならダマにするのも致し方なしとみます。

 打とする手もありますが、打ダマと比べた場合、引きの変化がある代わりに、引きの変化と、のツモアガリが無くなるのでダマ有利とみます。

Q61 チー打

 テンパイしたところでのみ手カンでは押し有利とは言えませんが、スルーして安牌を引かなければ、一発目でもあるので鳴いてを押すよりも分の悪い勝負を強いられることになります。どちらがよいかであればまだ手を進めた方がマシでしょう。

Q62 打

 唯一の現物を切っても、安牌を引かなければ次に出ていくのは端寄りの。一方ここでを切ってをツモれば、安牌が十分にあっても打点的に押しが悪くない手牌になるので、今回は、「安牌が少ないから押し」を選ぶ方がよいと判断します。

Q63 打

 安牌が無いとはいえ、追いかけリーチを打つにはやはり見合わない手。最も通りやすいのはワンチャンスのですが、ドラがで残り1枚のも赤ドラとなると、を切るのとリスクは大差なさそうです。まだ通っていないスジも多く、良形でテンパイさえすれば押しが悪くないところ。それならここではを切るのがよいと判断しました。

Q64 打

 この手牌なら他に安牌があったとしても押しが悪くありません。後手を引いた場合は打点よりアガリ率重視が基本ではありますが、わざわざダブドラのを切るリスクを負うこともないので切ります。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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