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ネマタの戦術本レビュー第307回「手作りと押し引きの鉄戦術  著:福地誠 その14」

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Q56 チー打

 ほとんどアガリ目が無い場合、降りと決めてしまう前に、放銃のリスクをなるべく負わずに形テンを目指すことができないかを意識するようにしたいところです。天国は見られないけれど、満期になった保険金はもらっておくに越したことはないくらいの感覚です。

Q57 打

 今回は残り2枚、残り1枚と、が平和にも純チャンにも使いにくい牌なので打としますが、関連牌が特に場に見えていないのであれば、むしろ最大限に純チャンになりやすいように打とします。

 はどちらも3〜7牌なので場況を考慮しなければメンツのなりやすさには大差なし。それなら純チャンの可能性がある分を残すに越したことはないです。

 についても、引きはリャンメンかつ高め純チャンなので単純なリャンメンができるよりよほど強く、引きでも純チャンが残るとなると役に絡まない3〜7牌より強い。この場況でもを切るくらいならを切った方がよいかもしれません。

Q58 打

 今回はが場に多く切られているため、が山にかなり残っているうえに他家からも出やすいというのがポイントです。単に「4枚切れのリャンメンと0枚切れのカンチャンならどちらを残すか」という問題であれば、前者を残すことがむしろ多いとみます。

 何故なら同じ残り4枚でも、場に多く切られている牌と1枚も見えていない牌であれば前者の方が山に残っていることも他家から出ることも多いためです。手変わりにしても、既に1シャンテンなら手変わりする前にすぐにテンパイすることが多いので、待ちが残った時にアガりやすい方を残した方がよいことが多いのではないでしょうか。

 もちろん、リャンメンの片側がポンされていて残りの1枚も切れているといったケースであれば、もう一方の牌が山に残っている可能性が高いとは言えないので、手変わりがある分0枚切れカンチャン残しが有利と言えます。このあたりは単純な残り枚数ではなく、実際の局面と照らし合わせてうえで判断したいところです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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