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ネマタの戦術本レビュー第357回「麻雀 定石「何切る」301選  著:G・ウザク・福地誠 その30」

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 Q262~264

 トイツが1つのみでそのトイツがメンツになりやすければ、アンコそばの浮き牌の価値が高くなると言えます。Q260のような形だけでなく、鳴きがきくうえに鳴いても高いので単独トイツでもポンしていくQ262のような形についても同じことが言えます。Q263と比較すると分かりやすいです。ただ鳴きよりはメンゼンでテンパイするに越したことはないので、Q262はがドラでなく鳴くと安い場合は打がよいでしょう。
 Q264は結局のところ浮き牌同士の比較。引きで雀頭が無くなる代わりにメンツができるうえにリャンメンもできるので、通常の28牌より若干強い。イーペーコーの可能性があるとはいえリャンメンを作らない19牌よりは残します。

 「ゲッダン」の本当のタイトルが「promise」なのは最大の謎。

 Q265〜267

 浮き牌28同士の比較。Q267に関しては、メンツが出来たうえにリャンカンを作る受けが2種もあるので、雀頭有りの場合もを残します。

 人はすぐ条件をつけたがりますが、幸せになるべく条件はつけたくないものですね。

 Q268〜270

 メンツ候補オーバー時の選択。Q268のようにリャンメン固定よりは弱いメンツ候補を外す方がよいですし、Q269のようにヘッドレス形でもあるなら、雀頭を作りやすい形を悪形メンツ候補より残します。
 Q270についても、確かにを残した方が引きはやや有利ですが、打でも引きならメンツが出来、を残して引きでも二度受けと通常の3〜7牌と比べても価値が低い。メンツを作る以上の役割があるとは言い難いので、メンツ候補オーバーとはいえカンチャンよりは先に切ります。

 そもそも血液型性格診断自体が日本人の発明みたいですからね。自分の血液型を知っている人の割合も、諸外国では日本ほど高くないそうです。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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