麻雀ウォッチ

オススメ
検索
メニュー

ネマタの戦術本レビュー第363回「「統計学」のマージャン戦術 著:みーにん その3」

ネマタの戦術本レビュー第363回「「統計学」のマージャン戦術 著:みーにん その3」
ネマタの戦術本レビュー
2017年09月05日 20:00

 テーマ4

 悪形の中でも特に待ちが悪いリーチをかけてしまい結果放銃してしまうのも、初心者や場況を見落としが多い打ち手にありがちなミスです。場に多く見えている牌は特に意識して確認するようにしましょう。
 アガリ牌の枚数が少ないほど残っている枚数がアガリ率に大きく影響しますが、比較的場に切られやすい牌はそれでも結構アガれることが表からうかがえます。場に切られにくい牌との比較だと1枚差を覆すこともよくあります。
 後は、「場に切られている」と、「自分で使っている」では、見た目枚数が同じでも、他家に使われにくい分前者の方がアガリ率で勝ることが考えられます。どの程度の差がつくかを判断するのは難しいですが、アガリ牌が残り2枚でも、2人が1枚ずつ切っていて少なくともその他家は持っていない可能性が高い場合はリーチ。自分で1枚使っているうえに、場に1枚切られた牌はリャンメン固定やシュンツが完成して切られた牌(切った他家が更にもう同じ牌を1枚持っている)の可能性が高い場合はダマ(あるいはテンパイ外し)といった場に応じた判断をすることもそれなりにありそうです。いずれにせよ、「先制悪形でも原則リーチ」とはいえ、悪形の扱いそのものには気を遣いたいところです。

 テーマ5

 これまでの基準はリーチすることでアガリ率が低下しやすい場合でした。基本的に、出やすい待ちほどリーチ寄りと言えます。出にくい待ちならむしろ牽制目当てでリーチという意見もよく聞きますが、真っ直ぐアガリに向かえば不要になる牌の方が多いのですから、出なさそうでも先制ダマは案外出アガリが期待できるものです。(もちろん、個別の状況において、ダマでも出やすさはほとんど変わらないと判断した場合はリーチも有ります。)
 字牌待ちはアガリやすいですから、1シャンテンでシャボやカンチャン同士の比較になれば、役牌はもちろん、テンパイ時にアガリやすい待ちが残るように客風トイツを残す方がよいでしょう。途中で待ちが枯れることはさほど気にすることはありません。ただし、2シャンテンからの比較であれば、テンパイ時に客風待ちが残らないことが多く、テンパイ以前にリャンメンに変化することも多いので、テンパイ時の待ちの強さよりはリャンメン変化が多いメンツ候補を残すように打つのがよいでしょう。

本記事に関するご紹介

史上初、3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が徹底分析!
麻雀の戦術や何切るを語るのは誰だってできます。しかし著者は何を語るにもデータありき、というより、データという根拠がないと何も語りたがらないカタブツ。そんな著者だからこそ書けた、最も麻雀研究に誠実に向き合った麻雀戦術本です。

 
みーにん(著)
定価:本体1,404円
AMAZON販売ページ

関連記事

プロフィール

麻雀界の最新ニュース、コラム、インタビュー、ランキング、スケジュールなど、麻雀に関するあらゆる情報を発信する日本最大級の麻雀ニュースサイト。

著者リスト

  • 青木 さや
  • 学生麻雀連盟
  • 学雀連代表 げっち
  • きゅ~
  • 一井 慎也
  • 研タロウ
  • 女子麻雀サークル MAGNET
  • まろちょふ
  • 麻雀王国営業部 しーちゃん
  • 麻雀ウォッチ編集部ライター
  • 小鶴
  • 麻雀ウォッチ編集部
  • 麻雀新聞
  • 麻雀界
  • nakamura
  • ネマタ
  • 斎藤 俊
  • スタジオ カドタ
  • 谷崎 舞華
  • 山崎 一夫
  • taroo 河下太郎
  • 鈴木 聡一郎
  • 渡辺 英行
  • 福山純生 (雀聖アワー)