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ネマタの戦術本レビュー第373回「「統計学」のマージャン戦術 著:みーにん その13」

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 テーマ24

 「ソバテン」というより、「手出しで切られた宣言牌がメンツ候補の一部で、そのメンツ候補が待ちとして残っている場合に当たりになる牌」全体を指すと考えた方がよいかもしれません。この考え方だと、モロヒッカケも「ソバテン」の一種になります。一般的には「手牌の関連牌」と表現されますが、「関連」という言葉が抽象的で、浮き牌も手牌に関連してないとは言えません。かといって、「メンツ候補の一部〜」では字数が長くなるので、このあたりを表現する上手い方法があればと思っております。
 本書にある通り、一般的に「ソバテン」というだけでは危険度は高くならず、宣言牌が手牌のうちで浮き牌であった可能性が低いものほどソバテンで危険度が上昇すると言えます。「ソバテン+何か」の「何か」次第では待ちがかなり絞れますし、鳴き手で鳴いた直後の手出しでテンパイしたケースなら入り目である可能性が無くなるのでますます「ソバテン」の可能性が高くなります。このあたりは個別の読みの話になり、危険度が上昇するロジックを説明した戦術論はこれまでに多く書かれていますが、具体的な放銃率にまで言及されているものはまだ見ません。このあたりもいつか明確に数値化できればと思います。

 テーマ25

 赤5を切っている他家が同色5を持っている可能性は低いので、5をメンツ候補の一部とするような待ちには当たりにくいことは知られていましたが、本書によって放銃率が具体的に数値化されました。危険度が変動する理由は、そのまま本書で言及されている通りです。
 ただし、赤5を切ってリーチした他家が同色の5を持っていないとは限らず、持っている場合は、「赤5を切っても十分高打点なのでアガリ率重視であえて赤5の方を切った」可能性が高いのですから、当たりにくいとはいえ、当たった時は高打点であることを覚悟しなければなりません。
 赤5切りリーチに限らず、「組み合わせのうえで当たりにくい牌は、当たる場合は何らかの理由があり、その理由は打点絡みであることが多い」というのも確かです。単純な組み合わせばかりに気を取られて通ると思い込んでしまうとミスをしがちなので、「当たるとすればどのような場合か」を意識したうえで個別に対応するようにしたいものです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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