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ネマタの戦術本レビュー第374回「「統計学」のマージャン戦術 著:みーにん その14」

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 テーマ26

 アンコ筋が危険になるのは、「アンコ筋を待ちとするようなメンツ候補がメンツ化する可能性が低くなるのでテンパイ時まで残りやすい」ことが理由です。よって、通っている筋が少なく待ちの候補が多い場合はさほど危険度が上昇しないと考えられます。アンコで持っている牌はシャボには当たらず、単騎に当たる可能性も低いので、リャンメン以外の待ちである可能性も十分にある、序盤の河情報が少ないリーチであればなおのこと通りやすく、アンコを落としての安牌水増しが有効になりやすいと言えます。
 逆に言えば、何らかの理由で待ち牌が絞れる時ほど、アンコ筋であるという理由で危険度がより上昇することになります。また、アンコとその筋で固めているということは、その牌を切って鳴かれたり放銃したりしなければその他家にアガられた可能性が低いということなので、相対的に失点が高くなるとも言えます。このあたりもロジックについては以前から言われていますが具体的な数値の形ではまだ出ていないので、今度の研究の進展が待たれます。

 テーマ27

 ワンチャンスは一般的には、リャンメン待ちだけでなくリャンメン以外の待ちの組み合わせも減るので、カンチャンやペンチャンには当たらないが他の待ちは特に当たりにくいとは言えない無筋19よりは安全になると言えます。河情報が少なく単純な牌の組み合わせに頼るよりない序盤ほど通しやすいと言えそうです。
 ワンチャンス同士では、最後の1枚がどこにある可能性が高いかによって危険度に変動があります。もし何らかの理由でリーチ者以外の手牌にあると分かれば実質ノーチャンスなのでかなり通りやすくなります。逆に、3枚目が場に切られたにも関わらず、4枚目は巡目が深くなっても姿を見せないとなると、最後の1枚はリーチ者が持っている可能性が高く放銃率が上昇すると言えます。
「ワンチャンスは通る」「ワンチャンスはあてにならない」。両方ともよく聞く言葉ですが、言葉そのものにとらわれずに微妙な差異を見抜けるようにしましょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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