Q7
巡目が書かれていませんが、カンチャンリーチの和了率が55.5%なのでおそらく4巡目程度でしょう(『統計学のマージャン戦術』では、5巡目の先制愚形リーチの和了率が53%)。
『統計学のマージャン戦術』では5巡目先制愚形ダマが73%と高めですが、リーチとダマの局収支差は1300点。これならQ1のように順位で0.07程度は差がつきそうですが実際は0.03。これは手変わりも考慮されているためと思われます。ダマ30符3翻以下なら基本リーチという原則は変わりませんが、手変わりをみるのが有力なケース自体はそれなりにあるということは押さえておきましょう。
Q8
7巡目の先制リャンメンリーチの和了率が77%は流石に高過ぎます(『統計学のマージャン戦術』では5巡目で69%)。おそらく誤植で実際はこちらも4巡目あたりでしょう。
それでもQ1よりも順位差(0.07)が大きくなっているのは意外ですが、これは親で打点が1.5倍になる影響でしょう。「その1」と同様に考えれば、子の場合は順位差0.053程度と予想されます。それでもまだ「かなり有利」なのですから、東1局だから手堅くではなく、むしろ東1局だからこそ跳満以上を狙ってリーチすべきでしょう。
Q9
ど真ん中のシャンポンとはいえ、5巡目先制リーチの和了率37.3%は低過ぎます。『統計学のマージャン戦術』では8巡目の先制愚形リーチの和了率が43%とあるので、おそらく誤植でこちらは9巡目あたりではないでしょうか。
ダマでもアガれるうえにリャンメン変化が4種(しかも平和がつく)もあるので、Q2の11巡目リャンメンリーチよりも和了率が高くなっています。子の場合は手変わりを考慮しない場合の局収支差では200点ほどダマ有利(『統計学のマージャン戦術』より)というだけにもかかわらず、親で順位差0.1(子なら0.066程度)と大差がつくことから、ダマでも高打点なら良形変化のメリットが特に大きいと言えます。
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