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ネマタの戦術本レビュー第574回「麻雀AI戦術 著:水上直紀  その14」

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Q29

 ダマで手変わりを待つくらいなら即リーチ、単騎よりは単騎の方がアガリやすいとみて打リーチが有力とありますが、打リーチ、打も打リーチとほとんど差がありません。

 枚数と現時点の放銃率の差を考慮すると打リーチとの比較は微妙というのは分かりますが、打はかなり意外でした。ツモで打点が大幅に上がるうえにが安牌であるとなると確かに有力そうではありますが、定量的に評価するのは人間にはかなり困難です。

 今回の局面で優劣微妙となれば、が確実に通っているなら打リーチとすべきでしょうし、の放銃率がもっと高いのであれば、そこまで高打点が必要という局面でないとしても打に分があることになりそうです。参考になりました。

Q30

 校正ミスのためか他家テンパイ率が表記されていませんが、ほぼ通るを切ってリャンメンリーチでも放銃率12.8%であることから、東家はほぼテンパイと判断しているようです。とはいえ、安めでも満貫のリャンメンテンパイで降りを考慮することはないのでリーチすべきでしょう。

「マンズで染めていてもリーチ」とありますが、マンズ以外で染めていてダマならアガリやすいと判断できる場合はどうでしょうか。ダマだと安めが3900止まり、仕掛けに通っている牌が多いので脇から出アガリできる可能性はそこまで高くならないという理由でリーチ優勢という判断が覆ることは少なそうですが、どの程度差がつくのか気になるところです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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