講義5
トイツが3つあるところからのリャンメン固定なら、受け入れのロスは2枚のみ。残りのトイツをポンした場合もリャンメンテンパイが残るので、先切りによる出アガリ率上昇も期待しやすいと言えます。実戦でも出現頻度が高い形ですが、これまでの戦術書で取り上げられることが案外少なかったので押さえておきたいテクニックです。
逆に言えば、この手順を身につけている打ち手が相手であれば、ポンして出てきた牌が字牌であっても、一つ前の手出し数牌の付近が当たることはさほど珍しくないということでもあります。手出し字牌より前に切られた数牌の付近はどうしても警戒が緩くなるので、安牌と決めつけないよう注意が必要です。
シュンツができると1000〜1300点の手が、コーツができた場合は5200点以上になると考えると、仮にシュンツができてテンパイしたところでテンパイ取らずが十分候補になるので、テンパイ以前の段階でトイトイ狙いの先切りも有力と言えます。これも仕掛けに対応する立場から言えば、手出し字牌より前に切られた数牌の付近でも、トイトイ狙いなら当たり得ますし、当たった時は高打点になりやすいことから安全と決めつけないよう注意したいものです。
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