講義12
手が入っていないのにリーチにかなり危険な牌を切ってしまうようなミスは、麻雀を打ち慣れるだけでも自然と減っていきます。振り込みが多過ぎる打ち手は、降りるべきときに、このくらいなら何となく大丈夫だろう(本書でいうところの、「1枚だけ!」)という感じで切っているものです。その段階でつまずいている方は、ノーテンから通ってない牌を切らないとシャンテンを維持できないのであれば、アガリに未練を残さず徹底的に降りることから始めましょう。特に、1手進んだところで次の危険牌を切れるかどうか微妙(基準は講義10参照)な手牌であれば、まずまず通りそうな牌も切らずに確実に通る牌を切るよう心がけます。
ノーテンから通ってない牌を切らないとシャンテンを維持できないなら基本は降りるということが身についた段階なら、今度はノーテンでもアガリのチャンスを残せないかを意識しましょう。同じ安牌を切るならアガリの可能性を残すに越したことはないですし、完全にベタオリするくらいならまだ押した方がよいという手牌も少なくありません。
ただし、通ってない牌が通れば通るほど、次の通っていない牌の放銃率が上がるので、押すと決めたから最後まで押すはNGです。あくまで局面に応じて、真っ直ぐ押す以外の選択肢と比較したうえで判断しましょう。
実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義
本書は、ネット麻雀天鳳とフリー雀荘の両方で圧倒的な好成績を叩き出し、なおかつ現役で学習塾の講師をしている著者が、丁寧に論理的に、かつ冗談を交えながら、実戦でよく出る麻雀の場面を題材に講義をしているものを、そのまま文字に起こしたものです。
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