- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第一章 分析6
55ページ上の手牌については、を残すことでできるリャンメンが端寄りの。を残した場合は内寄りのかつ二度受けとなるとアガリやすいのは打と言えそうです。
しかし打ならドラツモでも1シャンテン。ツモでもドラ受けが残るので、アガった時に高くなりやすいのは打です。比較的アガリ率重視の局面であれば打としますが、東1局序盤なら打を選びそうです。
55ページ下の手牌は雀頭無しの5ブロックなので面子候補オーバー。新たにメンツ候補を作る必要性が薄いので、即ペンチャンが埋まった場合にリャンメンが残るように打、56ページ下の手牌も同様の理由で打とします。
これが面子候補不足の場合は、を残してツモも変化として強く、引きもリャンメンを逃す代わりにリャンメンに変化しやすいカンチャン。
ツモもペンチャンの代わりにのリャンメンに変化しやすいカンチャンが残るため、からを切ることも考えられます。
例えば ドラなら僅かながら打に分があるとみます。
57ページの手牌は受けに気付けさえすれば判断は容易ですが、のようにを安牌として抱えていたところにをツモったとすれば案外をツモ切ってしまう方も多いかもしれません。
「何をツモったか」で正着が変わることはないですが、打ち手が何を切るかは案外変わってしまうので注意したいところです。
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