- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第1章
Q21 本書のように、やツモでどちらを切っていた方かよいかで判断すると5ブロックに受けるかどうかが分かりやすいです。ツモなら打としてソーズ4連形変化を残す手もあるので打もありとみます。
Q22 ツモでも、ソーズのを残していた方がツモで良形+高めイーペーコーの形が残るので有利とみて6ブロックに受けます。
Q23 打との比較は正直迷います。ドラがでない方が、ツモでドラを切らずに一通への変化も見込めるので打としやすかったです。
Q24 リーチ平和よりはカンチャンリーチ三色有利。三色になる受けを優先して打。ドラ1なら平和もカンチャン三色も同程度とみて、リーチドラ1でもテンパイする受け優先で打とします。
Q25 三色が確定している形ならペンチャンをリャンメンより優先します。(アタマ)からは受けを考慮してを切るので、の順で切ると待ちではないと読まれやすくなる。その点からもから切った方がよいです。
Q26 受け入れ枚数ではメンツ固定が雀頭固定より明確に有利ですが、それでもアガリ率が2倍以上になるというわけでもないので三色を優先します。打ツモなら、今度はメンツ固定側に三色より高くなる純チャンがあるので打。更にをツモれば純チャン三色狙いで雀頭固定という面白い変化もあります。
Q27 これも手広く受けてアガリ率が2倍にまではならないと考えると確かに雀頭固定有力。テンパイを逃すツモでも完全1シャンテンになると考えると、高打点受けのために一旦狭く受けるのは案外悪くない選択だということが意識できます。
Q28 メンツ手3シャンテン。チートイツ1シャンテン。単純にチートイツテンパイ時の待ちの強さで切る牌を決めます。
Q29 今回はペンチャンが二度受けですが、二度受けでなくても単純にソーズ中ぶくれ形との比較と考えればペンチャンを落とす一手です。
Q30 ピンズは1+345+45+7とも。13+44+557ともみることができます。どうしてもメンツが先に目につくので、受け以外に受けがあることに気付きにくいという問題でした。
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