- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第1章
Q31 全部リャンメン以上が残っているヘッドレス1シャンテンなので、多少受け入れを狭くしてもアガリ率はあまり落ちません。打点が高くなるのはタンヤオを確定させる打なのは明確。この手の1シャンテンは受け入れ枚数は数えずに打点やテンパイ時の待ちの強さに着目した方が正着を選びやすいです。
Q32 ヘッドレスの場合も、基本的にヘッドがある場合と同様に受けや変化を優先と考えてを残します。
Q33 ツモ時にテンパイよりくっつき1シャンテンの方が望ましいとみてシャンテン戻し。一通に変化すれば1シャンテンには取るのでを浮かせます。
Q34 こちらもツモ時にくっつき1シャンテンがよいとみてトイツ落としのシャンテン戻しとします。
Q35 1シャンテンになった場合にドラを抱えていた方が有利な受けもあるのでかなり微妙です。実戦的には他家テンパイに押し返して放銃した場合にドラを先に切っておくことで失点が軽くなることも踏まえて打というところでしょうか。
Q36 ツモはいずれにせよ中単騎よりはマンズ3メンチャンリーチを選ぶことが多いので、先切りの観点から打も悪くありません。アガリ率には大差ないので、ドラを先に重ねる受けを残すに越したことはないというところでしょうか。
Q37 打 むしろ高打点になる受け入れ優先の観点からはドラ重なりで平和テンパイ、ツモでドラ単騎に受ける選択もある打が有力です。受けがかぶっている形を残すのは抵抗がある方も多いと思いますが。ピンズで7連形ができれば改めて打とするという選択もあるので案外アガリ率は下がらないものです。
Q38 リーチドラ2リャンメンテンパイの受けを減らしてまで残すほどの変化ではないとみます。が赤でないならドラを使い切る打点的メリットが大きいので打とします。
Q39 ドラ単騎のタンヤオよりはメンタンピンが優秀。ドラ切り側にだけ残る強い受けがある場合は比較的使いやすそうなドラでも切ります。
Q40 今度はドラ重なりだけでなく、ツモでもドラ残しが生きます。ドラ残し側だけに残る強い受けがドラ引き以外にもあるならドラを残します。
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