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ネマタの戦術本レビュー第874回「『ウザク式麻雀学習 牌効率』著:G・ウザク その18」

ネマタの戦術本レビュー第874回「『ウザク式麻雀学習 牌効率』著:G・ウザク その18」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

メンツ抜き

テーマ67

複合ターツ、すなわちターツ+フォロー牌への対処法も、多面チャンと同様に

①1枚牌を追加してメンツができるかを確認する
②ターツ+フォロー牌を1つの組として覚える
③メンツを抜き出して確認する  

 この3通りが考えられます。多面チャンほど戦術書で扱われなかったのは、有効牌の種類と枚数を素早く数えられる打ち手であれば、①の方法だけで事足りる。②の方法でも多面チャンほど暗記力を要しない。③の方法は下手にやると受け入れを見落としやすい(多面チャンの見抜き方ほど体系化されていない)ためでしょうか。

 しかし、①②の方法はどうしても苦手と感じる方もいらっしゃるでしょう。①②の方法を試してもやはり難しいと思われる方は、本書のこのテーマを押さえておくといいと思います。

テーマ68

 「同じものをそろえたがる心理」が抜き出し方を間違う要因なのは確かですが、その心理が起こるのは、「同じものをそろえることが高打点につながる麻雀というゲームの性質」にあります。イーペーコーをいきなり抜き出すのではなく、まずはメンツを1つだけ取り出すようにすれば、から抜いてもが残り待ちであることが分かります。

 1メンツ取り出せば残り5枚になるので、多面チャンの7枚形を認識するよりずっと簡単です。その意味でも個人的には、多面チャンの場合と異なり、③よりも②をメインにして、実戦で忘れたとしても③にこだわるよりはむしろ①の方法を取った方がよいと考えています。①が苦手と感じるようであれば、テーマ64〜66の内容を踏まえて、プロ団体の過去問で実際に練習してみるのもいいかもしれませんね。

ウザク式麻雀学習 牌効率

もっとも早くテンパイするには? アガリへの効率的な考え方とは? これまで発行した「麻雀傑作何切る300選」「麻雀定石何切る301選」の理解がぐっと深まる「牌効率」の考え方をやさしく解説。「何切る」読者なら絶対に欲しくなる、そしてこの本を買った人は逆に「何切る」本が欲しくなること必至!

【ココがPOINT!】
1 これまでの問題集スタイルの「何切る」シリーズに対し、参考書的立ち位置。難解だった問題が理解できるように。
2 例題をまとめてインデックス的に再掲することで、繰り返し解くことができる!
3 イラストが入り、初心者でもすらすら読める!

著:G・ウザク(@mjbook
単行本:1,404円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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