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ネマタの戦術本レビュー第942回「『超メンゼン主義麻雀』編 その12 著:リツミサン」編

ネマタの戦術本レビュー第942回「『超メンゼン主義麻雀』編 その12 著:リツミサン」編

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

92p 「迷彩が有効なのは相手がある程度上級者の時」という考えには異論があります。迷彩が持て囃された時代の価値観を受け継いでいる打ち手の誰しもが上級者というわけではなく、未だにその価値観が完全に廃れているわけでもないためです。

上級者以前の打ち手が見え見えの仕掛けに甘い牌を打って振り込むというのはよく見かける光景ですが、「全く場を見ていない」というよりは、「見えている時と見えていない時がある」「見えていても押し引き判断に反映させられないことがある」というのが実際のところとみます。

が安牌なら迷彩の意味を為さないというのも疑問です。少なくとも私であれば、「が安牌ならマンズ染め手でも残されうる」ということに頭が回らなそうです。「染め色の牌が溢れたらテンパイ濃厚」というセオリーは広く認識されていて、セオリーにとらわれるがあまり例外に対応できないというのは誰しも少なからずあるので、「リスクをさほど負わない範囲なら、河を作るに越したことはない」と考えます。

筆者は自身を幅の狭い打ち手と称していますが、本書の内容からはそのような印象は全く受けません。むしろ手牌、局面に応じた幅広い打ち手であると感じさせられます。ここでの幅の狭さとは、「他家の打ち筋に応じて判断を変えることはあまり無い」の意味ではないでしょうか。

リーグ戦で幅の広い打ち手が結果を残しているというよりは、単純に幅の狭い打ち手は実力で劣る場合が多いだけに過ぎないと考えます。実力で劣るうえに幅が狭い打ち手は打ち筋が極めて特徴的であるため、そこにつけ込むことでより有利にゲームを進めやすくなると考えられます。その意味では、リーグ戦のような固定メンツで打つ時は、他家の打ち筋に応じて判断を変える幅の広さが必要になるということは言えそうです。

96p リスクをさほど負わない範囲で河を作る例と言えます。あまり必要でない牌は安牌と取り替えるのが基本ですが、序盤で先手が取りやすく、ツモアガリのメリットが大きくない(高打点の手や、メンゼンツモがつかない鳴き手)場合は、それほど必要でない数牌を字牌より引っ張ることで待ちを絞りにくくする選択が有力です。

リツミサンの『超メンゼン主義麻雀』

小さい上がりをリスクを回避しながら積み重ねていくのが良しとされる天鳳。平均フーロ率3~4割が当たり前という中にあって、フーロ率2割2分という驚異的な少なさでハイアベレージを続けている異色のプレーヤーがいます。それがリツミサンです。

鳴かなければ手牌が複雑になり、より正確な状況判断能力や読みの力が要求されるのが麻雀。リツミサンの麻雀の特長はまさにその正確な状況判断と読みの確かさにあります。本書でリツミサンが何を、どう考えて麻雀を打っているか、その全貌を見ることができます。

また、「ミスからどのように学べるか」「読みは相手より自分の手を見返すほうが効率よく学べる」など、上達のアドバイスが随所に書かれているのも本書の大きな特長。 一冊を通して読めば、これまで自分が考えたことがなかったような麻雀の捉え方や新しい選択肢が必ず見つかるはずです。 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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