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ネマタの戦術本レビュー第1133回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その5 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

ネマタの戦術本レビュー第1133回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その5 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

Theme12.

リーチのメリット、デメリット。麻雀を何年も打っている打ち手であれば誰しも答えられると思います。しかし、「最終的な結果に結びつけて語る」ことができていなければ判断を誤りがちになります。

リーチの足止め効果を結果で表すと、「和了率も下がるが、他家の和了率も下がる」。60000点超えのダントツで親のダマ12000テンパイ。和了率を下げるのは明らかに損なのでダマに受けます。

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リーチの最大のメリットは「打点が上がること」。リーチすることで和了率は下がりますが、他家の和了率も下がり、ツモアガリのチャンスが増えます。一発、裏ドラに加え、メンゼンツモの1翻がつくケースも増えるので、アガった時の打点は体感よりずっと高くなります。

ダマで4翻が確定しているリャンメンテンパイであっても、6巡目なら局収支で勝ります。よって高め安めがある手ならなおさらリーチすべきです。本書ではダマで安めが出て2900点のアガリになっていますが、朝倉プロの指摘通り見逃し有利。リーチすれば安めアガリでも一発裏込みで平均9000点程度。8巡目の時点でもリャンメンリーチならアガリ率60%程度が見込まれます。

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ダマ4翻確定のリャンメンテンパイですが終盤。局収支のうえではダマにするところ。今回はオーラスでリーチすればトップまでありますが、ダマでもアガればラスから2着目。連荘からトップの可能性を残せるので、順位点を考慮してもアガリ率優先のダマにしたいところです。

しかし上家からリーチが入ったところで、リーチすれば出アガリ裏1の18000でトップに届くようになりました。先行リーチの現物待ちになりましたが、以外にも通っている待ちが多々あるうえに、降りている他家の立場からすればラス目親であるこちらがダマで張っていたとしても通る牌を優先的に切るところ。それならいずれにせよ出アガリは期待できないとみてリーチに分がありそうです。ダマで満貫、しかもリーチの現物となるとついダマにしたくなりますが、あくまで局面に応じた判断が必要であることに気付かされます。

夢をかなえる麻雀ノート

全部で87原則!これをおさえれば麻雀で強くなりたいあなたの夢もかなうかも!?

勝ちきれずにいたプロ雀士が、強くなるために、失敗や成功をすべてつづった麻雀ノート。
誰にも見せるつもりがなかったが、トッププロの濃密な教えを肉付けして大公開。
全ページフルカラーで見やすい!

著者の神尾亮がプロ同士で実戦対局。

1局終わるごとに手牌と裏ドラを開け写真撮影。

トッププロ朝倉康心の教えを肉付けしてノート完成!

リーチをするか、鳴くか、押すかオリるかなど、29のテーマで「失敗→検証→必勝三原則」の構造。
面白さと役立ち度満点です!ぜひこれを読んであなたの麻雀の夢をかなえてください。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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