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ネマタの戦術本レビュー第1168回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その16 著:多井隆晴」

ネマタの戦術本レビュー第1168回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その16 著:多井隆晴」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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問題22  僅差のトップ目で、攻めるか守るか?

昨今は安牌を残しつつ手を進める打ち方も再度評価されつつある傾向もありますが、あくまで「メンツ候補が足りている」ケースであることが前提であることを改めて押さえておきましょう。今回はメンツ候補不足なので周辺を引いても手が進みます。

しかもアンコ持ちなので比較的安牌になりやすいですというのもポイント。安牌を持つかどうかは、手組を進めるうえで必要な牌の中にどの程度安全になりやすい牌が残っているかにもよります。

更に言えば、安牌になりやすい牌でメンツ候補を構成できれば手を狭めてまで安牌を持つ必要が無くなるので、結果的にアガリに結びつきやすくなり、他家から先にリーチが入った場合も手詰まりになる可能性を減らすことができます。このあたりも踏まえたうえで、安牌を残すかどうかの判断をしたいものです。

問題23 リーチに対する心構え     

高め満貫の完全1シャンテンとはいえ、親リーチに片無スジ勝負となると基本引き。切りリーチなので周辺の危険度が下がり、相対的に他色の牌の放銃率が上がっているのも引き寄りの理由です。はスジですがペンチャン、シャンポンはあり得るので、悪形残り1シャンテンにしてまで切る牌ではないとみます。よって今回は現物を切ってベタオリします。

昨今は回し打ちを考慮した打ち方も再評価されつつあります。しかしそれもあくまで、「ベタオリするとしてもいずれ切られる可能性が高い牌を切ることでアガリ目を残せるなら、そうするに越したことはない」くらいの話です。今回のように現物が十分あるうえに、単に無スジでないというだけで十分当たり得る牌を切るような回し打ちは有効とは言えません。明確に区別しましょう。

必勝!麻雀実践対局問題集

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端っこ待ちならツモ切りリーチ!
アガりづらい8000よりアガりやすい5200
手詰まりたくないなら配牌オリ
親のリーチは魔法の言葉
大きく負けてる親番では焦らず大物手
地獄単騎はアガれる
赤牌を鳴かせることが得になる場面もある
カンチャン待ちリーチをシステム化するな

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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